チタニュームストーブ改造
Esbit製チタニュームストーブでアルコール系固形燃料が使えるようにするために、四角形の受け皿の角を金ノコでカットしてペンチで広げて受け皿を平らにしました。
この改造で、受け皿とクッカーとの距離が4mm広がりました。
結果として、固形燃料30g(H:21mm)を置くと距離10mm(改造前)が14mm(改造後)に、固形燃料20gだと距離12mm→16mmとなりました。
一合炊飯には、固形燃料30gでは焦げ付きが多くなると思いますので、固形燃料20gを用いてみます。
ポケットストーブを用いた固形燃料20gでも上手く炊けてますので、たぶん大丈夫だと思います。
クッカーはメスティンを用いました
現在愛用しているクッカーは、PRIMUS製ソロクッカーMなのですが、以前メスティンとの熱効率を検証した結果、メスティンのほうが30%程度熱効率が良いことが判明してますので、固形燃料を通常の25gから20gに落とした場合はどうなんだろうと思った結果、固形燃料20gでの炊飯にはメスティンを用いました。
メスティンと固形燃料20gの組み合わせの炊飯はポケットストーブで経験済みで、いずれも良好な結果が得られてますので、たぶん失敗は無いと感じます。
チタニュームストーブとメスティンの相性
Esbit製チタニュームストーブは、五徳の爪が3点なので上のクッカーの置き方によっては非常に不安定になります。特にレギュラーメスティンは横幅が狭いので爪の距離を縮める必要があります。
<各爪を角度120°に広げた場合> メスティン底側から見た感じにしてます
脚を広げて一番安定な角度120°ではメスティンを置くことが出来ません。
メスティンを置くには、脚の広がり角度80°程度に狭くします。
チタニュームストーブにメスティンを安定に置くには、たぶん画像のように置くことが最良だと思います。いろいろ置き方を試してみましたが、やっぱりこれしかないかなと!
メスティンに米や水を入れれば重さによってある程度安定化しますが、空だと落ちまくります。
軽くするためでしょうが、ULガスストーブを含めて脚、爪の3点保持は使いにくいですね。このチタニュームストーブも4点保持が有れば良いのにと思ってしまいます。
実際の炊飯
固形燃料20g
(受け皿として5号アルミカップ)
Esbit製チタニュームストーブ
(受け皿をフラットに改造)
固形燃料TOPとクッカーとの距離:16mm
オコゲもほぼ無く上手く炊けてます。
燃焼後の5号アルミカップの状態です。
少し残渣物がありますが、それでもキレイに燃焼しております。
5号アルミカップ1枚でしたが、燃焼している固形燃料をうまくブロックできたみたいです。
丸めてゴミ箱にポイして終了。
動画としてユーチューブにアップ
2分半程度の短い動画に編集しています。ぜひ、ご視聴ください。
結果
ポケットストーブと固形燃料20gでの炊飯経験がありますので、チタニュームストーブを用いても上手く炊けると思ってました。
ポケットストーブの重量が約105g、チタニユームストーブの重量が15gですので、UL山行には超軽いチタニュームストーブを用いる意義はありそうです。
個人的な意見ですが、この固形燃料20gでの炊飯は、夏など気温が暖かい時には良好ですが、寒い冬での炊飯に失敗した経験があります。芯がありましたので加熱不足だと思います。
寒い時期には、固形燃料25gを用いるほうが良いと思います。
個人的な意見ではありますが。炊きあがったご飯に芯があるのは超マズイので。氷点下での炊飯には、固形燃料30gを用いてます、芯があるご飯よりオコゲがあるご飯のほうがまだ美味しく食べれると感じてますので、季節によって固形燃料の重さを選択するのも有りな感じです。
チタニュームストーブの受け皿をフラットにするとアルコール系固形燃料も使えて本当に便利になります。改造して良かったと感じます。
この記事を読まれている方もぜひ改造してみてください。
ちなみに、このチタニュームストーブと固形燃料20gで500cc〜600ccの沸騰したお湯が得られます。500ccのお湯なら昼食用でしょうか、カップヌードルに300cc、コーヒーに200cc合計500cc。固形燃料とチタニューブストーブ UL山行には使えそうですね。
チタニュームストーブの3点支持は正直使いにくいですね。4点支持の製品が出ればよいのですが。
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