チタニュームストーブ改造と100円ショップ アルコール系固形燃料で沸かせるお湯の量は?

アウトドア用調理器具

Esbit製チタニュームストーブ

Esbit(エスビット) チタニュームストーブ ESSTI115TI
重さ:15g   材質:チタン(Ti)    価格:1725円 (Amazon)

材質がチタンで重さが15gと超軽量であり、UL山行には最適なストーブです。特に雪山など寒い時期には、固形燃料は確実に着火出来る燃料として使用できるので冬山をやられる方に人気の製品です。

ただ、Esbit製固形燃料(ヘキサミン)専用であり、個人的に有害ガス(青酸ガス)が発生してテント内で使用できない点や、大量のススや固形物が発生してクッカーを傷めてしまう点などで使用を諦めてます。
それならと、ダイソーなどで売られているアルコール系固形燃料が使えるように改造しました。
100円ショップで入手できるアルコール系固形燃料の種類は、20g,25g,30gの3種類です。
この固形燃料3種類で、実際に沸騰したお湯がどのくらい得られるのかを検証してみました。

チタニュームストーブ改造

Esbit製チタニュームストーブは、Esbit製固形燃料(成分:ヘキサミン)が使えるようにしているため、100円ショップで売られているアルコール系固形燃料が正常に燃焼しません。
従って、まずアルコール系固形燃料が使えるようにチタニュームストーブを改造しました。

◆改造したポイント

固形燃料とクッカーとの距離をかせぐために、改造前の四角形受け皿のかどをカットして、ペンチで広げて皿をフラットにしました。この結果、四角形受け皿の側面4mmが広がり距離が4mm長くなりました。
フラットにしたことで100円ショップで売られているアルコール系固形燃料が置けるようになり、かつ距離が4mm広がったことで固形燃料が安定に燃焼するようになりました。


◆以前書いた記事です。

検証方法

<固形燃料20gと水500ccでの検証方法(例)>

固形燃料20g 水500ccで参考例

温調計:シマデンSR91 K型熱電対


・クッカー
 PRIMUS製ソロクッカーM
 (MAX900ml)

・五徳
 Esbit製チタニュームストーブ
(受け皿をフラットに改造)

・固形燃料 (100円ショップで得られる)
 20g、25g、30g 3種類
  (25gはケースから出して押しつぶした)

固形燃料20g-水500cc、固形燃料25g-水700cc、固形燃料30g-水800cc それぞれで実際にタイムラプス映像を撮影しました。

固形燃料25gは、ダイソーのプラスチック容器に入った物を使用しました。高さがあるのでそのままでは燃焼不可ですが、容器から取り出して高さ20mm程度に押しつぶして使用しました。高さが20mm前後の固形燃料25gはアマゾンで売られていますが、最低限20個からで包装袋を破った瞬間から揮発劣化しますので使いづらいですよね。これだと潰す手間はないのですが。

温度と時間をグラフ化

撮影したタイムラプス映像から、温度と時間をピックアップしてグラフ化しました。

同じ様に温度上昇している曲線ですが、各燃料での水の量が異なるので注意してください。

20gで500cc、25gで700cc、30gで800ccで確実に100℃に達成したお湯が得られますが、上記グラフを見ると、100℃達成してからまだ5分程度は燃焼してますので、あとプラス100cc程度お湯の量が増やせる気がします。

チタニュームストーブで検証しましたが、ポケットストーブとほぼ同じ結果となりました。
UL山行では、1グラムでも軽くしたいので、同じ量のお湯が得られるならチタニュームストーブを用いると感じます。まあ、車中泊だったらポケットストーブでしょうが。

映像を編集してユーチューブにアップ

3分間程度の短い映像に編集しました。ぜひ、ご視聴ください。

結果

一覧表にしてみました


上記一覧表のように、◎は確実に100℃達成した熱々のお湯が得られます。100℃達成してから消火まで5分程度燃焼してますので、さらにプラス100cc程度はお湯の量(上記一覧表の△)が増やせるのでは思います。
まあ増量しても確実に90℃以上のお湯が得られると感じます。
家の電気ポットの保温温度が90℃ですから、別に100℃でなくても使う上では十分な気がします。

使用しているPRIMUS製ソロクッカーMの容量が900mlなので、水の量は800mlが限界だと感じます。
ソロ山行に持っていくとすると25gかな。固形燃料25gなら「ほったらかし炊飯」も出来ますし、どうでしょ。まあ氷点下になるような季節なら30gかな。

でも、最軽量のチタニュームストーブとアルコール系固形燃料で、これだけのお湯が得られるならソロ山行に活用しない手は無いですね。
今年夏の縦走山行に使用したいと思ってます。

◆ポケットストーブと固形燃料25gで沸かせるお湯の量


    

    

#チタニュームストーブ

#固形燃料

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