「吸水」がいらない一合「ほったらかし炊飯」とは
一合炊飯には25g固形燃料とポケットストーブが最適ですが、前回の検証では
皆さん一度は聞いた事がある、『はじめチョロチョロ中パッパ、ジュウジュウ吹いたら火を引いて、赤子泣いてもふた取るな』という唄、この「はじめチョロチョロ」が吸水にあたるそうで、25g固形燃料のアルミホイルを拡げない(買ったままの)状態で炊飯すると火力が弱いため、「はじめチョロチョロ・・・」に一致することを見つけ出しました。
すなわち、25g固形燃料のアルミホイルを買ったままの状態で炊飯すると、炊飯前によく言われる「吸水30分以上」が必要ない事が判明しました。
◆一合炊飯で吸水がいらないことを検証した記事です。
参考)
<ガス炊飯器での炊飯時間と加熱温度>
ガス炊飯器も吸水から蒸らしまで全自動です。
最初の20分間100℃以下の吸水工程が、固形燃料着火後の火力が弱いことに一致するのではと思います。
「ほったらかし炊飯」構成一覧
ごく一般的なポケットストーブ上に
ダイソー25g固形燃料を用いました。
固形燃料の底側を被っているアルミホイルは買ったままの状態で。
燃焼時間は27分程度
(参考)
アルミホイルを拡げると燃焼時間は17分程度と短くなり、火力は約1.5倍強くなります。
メスティン折りクッキングシートをなぜ用いるのかというと、それは食べ終わった後の片付けが超簡単になるからです。
クッキングシートをメスティンから取り出して丸めてゴミ箱にポイで完了します。
食べた後の片付けを簡単にするために、メスティン折りのクッキングシートをメスティン内側にセットしました。
このメスティン折りのクッキングシートは私独自の折り方です。
吸水がいらない「ほったらかし炊飯」スタート
吸水無しでの炊飯です。
・クッカー:レギュラーメスティン
(テフロン加工品)
・無洗米:一合
・水220cc
・メステイン折りのクッキングシート
・ポケットストーブ
・ダイソー25g固形燃料
アルミホイルは拡げない(買ったままの状態)
(燃焼時間:27分)
レギュラーメスティン上り物はレトルトカレーです。フタが浮き上がり防止用の重りでもあります。
熱で溶けないようにアルミホイルで包んでます。
これで十分加熱されます。
燃焼時間:26分30秒
蒸らし10分経過後にフタを開けた状態
美味い!上手く炊けてます。
吸水無しでこれだけ美味いご飯が炊けるなんて感動します。
以前は、吸水30分以上としてますが、吸水無しでも味的にほとんど変わらいと思います。
<参考>
炊きあがった時点で、一度底側と上側のご飯をよくかき混ぜるほうがふっくらとなります。
経験上で申し訳ないのですが、蒸らし10分後で、かき混ぜ無しだとクッキングシートに接しているご飯がなぜか固まってしまい硬くなります。原因は不明!
たぶんですが、クッキングシートが水分を吸っているのではと思っています。炊きあがってすぐに(蒸らし前)確認しましたが、炊きあがった時点ですでにクッキンクシートに接しているご飯が少し硬くなっています。クッキングシートを用いるとオコゲが発生しにくいのですが、ごはんが硬くなるのは、焦げる前の状態ではないかと思います。
皿に移すと汚れものが増えるので、クッキングシートのままでレトルトカレーをかけて食べました。
メステインのクッキングシートのままで食べるには。
クッキングシートのタイプ「シリコン加工樹脂グラシン紙」を使用してください。
このグラシン紙、3種類のクッキングシートの中で最も強度が有って破れにくいタイプです。
食べ終わった後の片付け
クッキングシートが破れる事なく食べ終わりました。
食べ終わった後クッキングシートを取りだしました。メスティンの内側はご覧の通りキレイ!
クッキングシートを丸めてゴミ箱にポイして片付け終了。
ではなくて、
実際には、メスティンの内側とフタを数枚のティッシュで拭き取って完了となります。
結果・まとめ
もう数回程度は、この吸水無しでの「ほったらかし炊飯」を実施していますが、全て上手くいっています。固形燃料のアルミホイルを拡げない(買ったままで)使用する「ほったらかし炊飯」は吸水無しでもOKだと断言出来ます。
吸水の有り無しでの 比較
アルミホイルを拡げると
燃焼時間が2/3程度に短くなり、火力は3/2程度強くなります。
アルミホイルを拡げない場合は、吸水無しで炊飯時間は37分(約40分)。アルミホイルを拡げて火力を強くした場合、吸水有りで炊飯時間は57分(約60分)。
時間の差は約20分です。
皆様はどちらで固形燃料の「ほったらかし炊飯」をしますか?
個人的には、やはり早く飯にあり付けるアルミホイルを拡げない(買ったまま)状態にて実施します。キャンプ、車中泊、山行など 全てにおいて炊飯時の20分間短縮は大きいと感じます。
注意
吸水がいらない「ほったらかし炊飯」は、固形燃料のアルミホイルを拡げない(買ったままの)状態の時だけです。
アルミホイルを拡げて火力を強くした場合には、必ず吸水が必要となります。また固形燃料より火力が強いアルコールストーブも同様に吸水が必要です。
実際に、キャンプ場にて、アルミホイルを拡げた状態で吸水無しで炊飯を実施しましたがスゴク不味いご飯が炊けました。同様にアルコールストーブで吸水無しで炊飯しましたが超マズイご飯が炊けて難儀しました。ご飯を捨てるなんて出来ないので雑炊にして食べましたが、不味いご飯も何とかなるもんだと思ったしだいです。
◆固形燃料の火力を強めた時の、「吸水」の必要性を検証した記事です
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