アウトドア/美味しいご飯を炊くために知っておくこと

ほったらかし炊飯

ご飯を美味しく炊くための「お米の量」と「お水の量」

 

◆お米一合に対するお水の量

お米一合の重量は150g 容量は180ml

炊飯に必要な水の量は

お米一合の重量(150g) に対して ✖ 1.45倍  ⇒ 150 × 1.45 = 217.5ml(cc)
お米一合の容量(180ml) に対して ✖ 1.2倍  ⇒ 180 × 1.2= 216ml(cc)

重量、容量に対してもほぼ同じ程度の水の量となります。

個人的には吹きこぼれを考慮して220ml(cc) を基準としています。ほぼ、この水の量で失敗したことがありません。
メスティンでの2合炊きの時は、吹きこぼれの量が多いので基準は✖2で440mlなのですが、プラス10mlの450mlとしています。
この固形燃料での二合炊きも失敗したことが無いので450mlで大丈夫だと思います。

実際の炊飯には、一合計量カップを用いているので、無洗米一合(計量カップすり切り)対して水を計量カップ一杯と1/4カップを入れてます。正確に入れると225(cc)なんですが、結構ラフに入れても大丈夫みたいです。

無洗米と有洗米との違い

 

◆用いた無洗米と有洗米

セブン・イレブンの
<名匠のお米つや姫ブレンド>
・無洗米(左)230円
・有洗米(右)200円

◆無洗米(150g)

・無洗米150gは計量カップ一杯になりません

無洗米 すり切り

無洗米を計量カップすり切りまでいれると
無洗米の重量は157.9g(約158g)であり
無洗米は有洗米と比較して容量180mlでは
約5%(約8g)増えます。

重量が増える原因は、お米の表面が削られるためお米の粒が小さくなるためです。


◆有洗米(150g)

有洗米 150g

すり切りして計ったら150gなのでビックリです。

・有洗米150gは計量カップ一杯になります
 計量カップですり切りした量が150g

無洗米と有洗米の水の量

 

◆無洗米の場合

まあ普段は、計量カップを用いると思いますので、計量カップで水一杯と計量カップの四分の一をプラスしています。計量カップのスケールを目で見て入れてますが、まあ結構アバウト水の量だと思います。だいたい、220~230ccの範囲でしょう。

<ネットで調べても>
水の量は米重量の1.45倍です。 ※無洗米は1合=1カップ=約158gです。 ※230㏄=230gです。

ハーベストシーズン 白米・無洗米の美味しい炊き方

まあ、自分の炊飯での水の量(約220cc)であっているみたいです。
実際に無洗米一合固形燃料を用いた「ほったらかし炊飯」で水220ccで失敗したことがありません。
少し硬めのご飯となりますが、柔らかいご飯は嫌いなので、ほぼ満足しています。

自分の炊飯記事には220ccとしてますが、225ccの5ccなんて計れるわけないので、アバウトで220ccとしています。230ccとしてもいいかな。計量カップ(180cc)に水を一杯にいれると水が表面張力で膨らんでます。たぶん180ccより多いかと思いますが、これを水180ccとしてますので。


無洗米の場合、お米一合に対して水の量は230ccです。

 

◆有洗米の場合

150g✖1.45=217.5 約218cc まあ220ccでいいですよねー。
ただし、お米を「とぐ」ため水分が表面に浸透するみたいで、それを差し引くと実際に入れる水の量は200cc程度になるそうです。


有洗米の場合、お米一合に対して水の量は200ccです

 

吸水時間は30分

  

以前記事にした吸水時間に関する記事です
お米を炊くときの吸水時間とは/時間経過と吸水率 アウトドア炊飯時の 吸水の必要性を検証しました

 

吸水時間30分で約90%程度の吸水率です。
寒い冬に計測してこの結果です。暖かい季節なら吸水率がアップしますので、30分程度でほぼ100%だと思います。

山での超冷たい水なら、ひょっとして30分では足りない事態になるかもしれませんが。

炊飯(固形燃料)

 

<炊飯結果>

ほったらかし炊飯

無洗米1合(158g)
水 220cc
吸水時間:30分


固形燃料25g
ポケットストーブ
バーナーパッド(自作)
クッカー メスティン

上にのっているのはアルミホイルで包んだレトルトカレーです。

 

蒸らし10分

炊きあがったご飯の上にカレーをかけて美味しくいただきました。

ご飯も美味しく炊けてます。

ガスバーナーでも炊けますが、気を付けていてもオコゲが発生します。火力をとろ火にする事がかなり難しい点がオコゲ発生の原因です。

アルコールストーブは、一定量のアルコールで「ほったらかし炊飯」が出来ます。
だいたい一合炊きでのアルコール量は25cc程度です。

沢山の「ほったらかし炊飯」を記事として掲載しています

 

蒸らし10分以上  ひっくり返さなくてOK タオル保温必要なし?

 

炊きあがると、ひっくり返す。タオル等で包む。
本当に必要なのでしょうか?

結論から言うと、蒸らしは何もしなくてもOK!
本当に馬鹿の一つ覚えなんでしょうねー。ネット上にも必要なしが多数掲載されています。
本当に検証した結果ではなく、何となくみんながそう言っている感じでしょうか。メスティンの箱にも「上下引っくり返す」「タオルで包む」がとうどうと明記されいますから、そりゃー皆さんそう思いますよね。残念ながら。

ひっくり返さなくてOK

  

炊飯後クッカーの上下をひっくり返すと書かれている記事が多数ありますが、結論から言って必要ありません。昔からひっくり返すと言われているのは、旧日本陸軍が使用していた「兵式飯盒」からだそうです。たぶん、兵式飯盒は4合炊きで高さがあっためムラを無くすために上下逆さまにしたとされています。

ひっくり返さなくてOKの記事が多数あります
気になる飯ごうの蒸らし方。あなたはひっくり返す派?ひっくり返さない派?

記事によると兵式飯盒でもひっくり返す必要はないとの事です。高さ(深さ)が無いメスティンなどでは
兵式飯盒以上にひっくり返す必要性は無いと感じます。

私自身、加熱後メスティンをひっくり返した事ありません。それでも美味しいご飯が食べられてます。

  

 

タオル等で包んで保温する

  

これも個人的には、10分程度の蒸らしは必要だと思いますが、タオル等で包む保温は必要ないと思ってます。寒い季節などにはご飯の温度を下げない効果はあると思いますが、蒸らしの効果は低いと思ってます。電気炊飯器の蒸らし時間とは、ご飯が100℃から95℃に下がった時点で蒸らし完了となってるそうです。固形燃料での炊飯は、そもそも炊きあがった時点で95℃以下ですので保温による蒸らし効果は無いのではと思います。

個人的には、ポケットストーブ上で蒸らし10分間ほったらかしです。これで何の問題もなく美味しくいただいてます。

ネット上では絶対にタオル、毛布で包んで保温するほうがご飯が美味しくなるとの記事が多数ありますが、どうなんでしょうか。誰も検証した記事が無いんですよねー。
固形燃料による炊飯では、特に必要ないと思うのですが。
 
美味しいご飯が売りの食堂屋さんでも、焚きあがると火からおろして10~15分程度放置して蒸らすそうです。当然、大きな鍋なので毛布等の保温は無しです。
そして蒸らし終了した時点でフタをとってかき混ぜ水分を抜きます。このかき混ぜるという工程は「ほぐし」と呼ぶそうで、一番重要だそうです。

この「ほぐし」の重要性の記事があります
「ほぐし」こそ、0点と100点との分かれ目

 


一度、2個のメスティンを用いて固形燃料による「ほったらかし炊飯」にて、一方を毛布で保温蒸らし、片方をそのままでの蒸らしをして、ご飯の味・硬さなどを比べてみたいと思います。
また記事にしますねー。


   

    

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