固形燃料アルミホイル拡げない場合「ほったらかし炊飯」に吸水は必要なし
固形燃料のアルミホイルを拡げない場合、火力が弱く加熱前の吸水が必要ないことが検証結果から判明しました。
前回の記事内容です。
炊飯の「はじめチョロチョロ 中パッパ・・・」のチョロチョロが固定燃料の弱い火力と一致してたのでしょう。固形燃料のアルミホイルを広げないと加熱前の吸水が必要ない事がわかりました。
アルミホイルを拡げると火力は? 燃焼時間は?
参考までに、25g固形燃料はアルミホイルを広げないと燃焼時間は27分前後で、
アルミホイルを広げると燃焼時間は17分前後と短くなります。
燃焼時間から、アルミホイルを広げると 27 ÷ 17 ≒ 1.5 倍火力が強くなると思います。
まあ数値はアバウトではありますが、1.5倍覚えやすい数値でしょ!
逆に、アルミホイルを拡げると 2 ÷ 3 ≒ 0.67 倍燃焼時間が短くなります。
少し覚えておくと便利な数値です。本当にアバウトな数値ですが。
固形燃料のアルミホイルを拡げると火力は約1.5倍、燃焼時間は2÷3(0.67倍)と短くなる。
アルミホイルを拡げる、拡げないで火力と燃焼時間がどう変わるかを検証した記事です
アルミホイルを拡げて火力を1.5倍にした「ほったらかし炊飯」での吸水有無での判定
実際に、アルミホイルを拡げてみて一合の「ほったらかし炊飯」を実施してみました。
比較は、「吸水無し」と「吸水30分」でのお米の炊きあがり具合です。
私自身、グルメではないので炊きあがったご飯を試食して「美味い」か「不味い」か、「硬い」「やわらかい」ぐらいしかの判断しかできませんが、ご了承のほどを。
クッカー:ミニメスティン(500ml)
お米:無洗米一合
水:220cc
吸水無し、吸水30分 の2種類
ポケットストーブ
ダイソー25g固形燃料
アルミホイルは画像のように拡げてます
(燃焼時間は約17分前後)
固形燃料アルミホイルを拡げての吸水有無での実践
右側の吸水30分経過した時点で、左側にお米一合と水220cc入れて、同時に固形燃料に着火しました。
着火後4分で吹きこぼれてきました。
フタが浮き上がるので、コップに水入れて重しにしています。
参考までに、アルミホイルを拡げないと吹きこぼれまでの時間は約3倍の12分でした。
アルミホイルを拡げると、そうとう火力が強いことがわかります。
「始めチョロチョロ・・・」がなさそうですね。
固形燃料が消化したのは、どちらも約17分です。
消火時間が同じということで、火力も同じだと判断しています。
蒸らし10分後
蒸らし10分後にメスティンのフタを開けた状態です。
メスティンのフタを取って比べただけでも、吸水30分のほうがお米が膨らんでいて、吸水無しだと膨らんでいない分 炊きあがったご飯の量が少ない気がします。
吸水30分だとメスティン上部の縁までご飯が有りますが、吸水無しだとメスティン上部の縁から少し低い箇所までしかご飯がありません。
皿に移して食べ比べてみました。
結果は、
「吸水無し」は、明らかに「吸水30分」と比較してマズイ。
「吸水30分」はふっくらモチモチしていて粘り気があって美味しいご飯という感じですが、「吸水無し」はふっくらしてなくて、芯は有りませんが硬いという感じです。
グルメで無い私が食べてもスゴイ差があります。吸水無しはマズイ!
炊きあがりから20時間後
傷む可能性があるのでメスティンごと冷蔵庫で保存、20時間後に冷蔵庫から取り出して室温(30分放置)まで戻しました。
レンジでチンしてませんので冷たいままですが、
「吸水無し」は、パサパサでポロポロでかたくて超マズイ!
正直食べれません。
「吸水30分」は、まあ少しマズイですが食べることができます。
「吸水無し」し超マズイご飯ですが、食べ物を捨てるわけにはいかないので、嫁さんがピラフとして炒めてくれて食べました。ピラフにすると美味い!
パサついた硬いご飯でしたが、ピラフのように炒めれば普通に美味くなります。
結果
固形燃料の「アルミホイルを拡げる」て火力を強く・燃焼時間を短くした「ほったらかし炊飯」では「吸水30分」は絶対に必要です。
「はじめチョロチョロ 中 パッパ・・・」のチョロチョロが吸水にあたるのですが、アルミホイルを拡げると火力が強くなるため、吸水に相当するチョロチョロが無くなるのではと思います。吹きこぼれまでの時間が4分程度と短いのもこれを証明しています。
炊きあがったメスティンのお米の状態
25g固形燃料のアルミホイルを拡げた場合と拡げない場合での、炊飯後の吸水有無の炊きあがり状態を比較しました。
アルミホイルを拡げない場合(燃焼時間27分)
炊きあがったご飯の状態を比較しても、吸水有り無しで大差がない気がします。
アルミホイルを拡げて火力を1.5倍強力にした場合(燃焼時間17分)
蒸らし10分後の4枚の画像を比較しても、火力を1.5倍にして「吸水無し」だとメスティンTOPと炊き上げたご飯との距離が一番有りますので、やっぱりご飯粒が膨らんでいないと思います。
参考までに、大阪ガスのHPによると、炊き上げたご飯粒の吸水率は63%前後で、ご飯粒の2/3が水分だそうです。ちなみに、この63%が最も旨いそうで、1%違ってもご飯の味が変わるそうです。
吸水30分の必要性
固形燃料25gで一合「ほったらかし炊飯」をする場合、絶対に失敗しないためにも「吸水30分」は守ったほうが良いと思いますが。
アルミホイルを拡げる場合と拡げない場合での、各炊飯工程時間の一覧表です
工 程 | アルミホイルを拡げる | アルミホイルを拡げない |
吸 水 | 30分 | - |
加 熱 | 約17分 | 約27分 |
蒸らし | 10分 | 10分 |
炊飯時間 | 57分 | 37分 |
アルミホイルを拡げて美味しく炊くには吸水の30分が必要で、トータル炊飯時間は57分。アルミホイルを拡げないと吸水時間の30分が必要ないので、トータル炊飯時間は37分となります。
ウーン、時間で20分も違うとなると、アルミホイルを拡げないで「吸水無し」に心が傾きます。
皆様はどうでしょうか。
アルコールストーブでの吸水有無での炊飯の場合
参考までに、キャンプ場にて、EVERNEW製チタンアルコールストーブでの直置きで「ほったらかし炊飯」を「吸水無し」でやってみました。結果は、硬くてマズーイご飯が炊けました。普段は吸水30分を守って炊飯してますが、こんなにマズイご飯は久々です。
やはりアルコールストーブは火力が強いので「吸水30分」は必要だと感じます。
ダイソー25g固形燃料(アルミホイル付き)での一合「ほったらかし炊飯」の場合
・アルミホイルを拡げない(火力弱)での炊飯は、吸水は必要ありません。
・アルミホイルを拡げた(火力強)炊飯は、吸水30分は必要です。
(参考)
アルコールストーブでの炊飯には、固形燃料の火力より強いため必ず吸水30分が必要です。
これを読まれた方はどちらの「ほったらかし炊飯」を実行されるのでしょうか。
実は、私個人としては、もう2回「アルミホイルを拡げない」で炊飯を実施しています。
いずれも美味しくご飯をいただいてまして、失敗は有りませんでしたので実用上問題が無いと思います。
お腹がすいている時の吸水30分は長いですよね!
固形燃料のアルミホイルを拡げない「ほったらかし炊飯」には吸水は必要なし。
結構良い検証だったと自我自尊しています。嫁さんに話すとバカじゃないのと言われましたが。
皆様はどちらで炊飯されますか。
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