アルコール量25ccで一度に晩御飯を作る方法 PartⅢ
アルコールストーブのみでの縦走などの長期間の山行を考えています。
まあ長くて三泊四日ぐらいなのですが、そんな時の調理にアルコールストーブを用いた場合はどうすれば良いかを考えてます。ガスバーナーではレギュラー缶とスペアとしてミニを持っていけばOKなのでしょうが、アルコールストーブならどの程度のアルコール量を持っていけばいいのでしょうか。
前回も記事に書きましたが、アルコールの熱量はガス(LPG)と比較して半分しかありません。
単純比較して、ガス(LPG)の倍近くのアルコール量を燃料として持ち歩く必要があります。
従って、山行でアルコールストーブのみで調理するには、なるべく簡単でアルコール消費量を下げる努力が必要だと思います。
山での食事は、アルファー米が主食だと思います。それだとお湯を沸かすのみでOKなのですが、私は出来るだけ「ほったらかし炊飯」を実施して、美味しいご飯を食べれるように努力しております。
山で食べる米粒は美味しいのひと言です。
この「ほったらかし炊飯」時に、固形燃料なら25g一個・アルコールストーブならアルコール量25ccのみで同時にお湯を沸かし、スープか味噌汁の副食を作る方法を検討しています。
パウチのレトルト食品は、アルミホイルで包ん(パウチ材のプラスチック材溶解防止)でクッカーのフタ上に置くだけであったまります。
◆前回の記事です
アルコール量25ccで一度に晩御飯を作る方法
4379> ミニポットをフタとして使用することでミニポット内の水を加熱します。沸騰はしませんが98℃まで加熱してますので、スープや味噌汁などへの使用は十分なお湯が得られます。
アルコール量25ccで一度に晩御飯を作る方法 PartⅡ
4301> クッカー内にブリキ缶を入れる方法です。ブリキ缶の中にレトルト食品を入れて「ほったらかし炊飯」時の加熱でレトルト食品を温めます。
ブリキ缶を使用します
前回と同様に「ブリキ缶」を使用します。

新潟精機 BeHAUS ブリキ缶 丸 C-250
容量:250ml
スズメッキされており、缶詰と同じなので
食品を入れても大丈夫です。
今回は、前回と同様にクッカー内にブリキ缶を入れて温めます。前回はレトルトカレーを入れましたが、今回は水200ccとコンソメスープを一度にいれて熱々のスープを作ります。
レトルトカレーはアルミホイルで包んで、クッカー上にのせて加熱します。

今回は、固形燃料25gとポケットストーブを用いました。
前回記事と同じにするなら、EVERNEW製チタンアルコールストーブ上にクッカーを直置きで、アルコール量は25ccです。記事タイトルは「アルコール量25c・・・・・」と書いてますが、実際には固形燃料を使いました。実はアルコール燃料を切らしてまして、止むを得ず固形燃料を使用しました。
参考までに、
使用したブリキ缶の高さとメスティンの高さが55mmとほぼ同じなのて、クッカーにメスティンを用いた場合には、この方法は不可能です。
実際に炊飯してみました
<吸水>



今回は、ブリキ缶内にオニオンコンソメと水200ccを入れました。
・無洗米一合
・水220cc
・吸水時間は30分
<加熱>

固形燃料25gの燃焼時間 約25分
・蒸らし10分
(蒸らしは「ほったらかし蒸らし」でポケット ストーブに置いておくだけ)
メスティンでの炊飯には、「引っくり返してタオルで包んで保温」するが一般的ですが、蒸らしの効果はほぼ無いそうです。ネット上でも不必要の検証結果が多数掲載されてます。
炊きあがったご飯を美味しくするコツは、最後にごはんを混ぜてひっくり返す「ほぐし」だそうです。

上にのせたパウチレトルトカレーを取った後のフタの状態です。
クッカー側面への吹きこぼれはまったく有りませんが、フタの上面には吹きこぼれの水滴が溜まってます。
良いフタですよねー、二合炊飯時にもこのフタのお陰で吹きこぼれを防いでくれます。
フタ:ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300チタン 668146
<蒸らし終了>



問題発生です
ブリキ缶が熱く加熱されているため手で直接取り出せません。手袋をすると隙間が無いため手が入らない。
しかたがないので、ブリキ缶のフタを取って手袋した指で缶の縁を挟んで取り出しました。
ブリキ缶側面にご飯粒が多数付着しています。


ブリキ缶の跡がありますが、ブリキ缶の有った箇所のご飯も問題なく食べられます。
レトルトカレーを直接クッカー内のご飯にかけていただきました。
何の問題もなく美味しかったです。

ブリキ缶で温めたオニオンコンソメスープもカレーにあいますね。副食として汁物があれば食事内容は豊かになると感じます。
山のテン場でこれを食べれたら幸せでしょうね。
結果
晩御飯としていただきました。本当に美味しいカレーでした。山の上のテン場でこのカレーが食べれるなら最高だと感じます。温めたスープも美味しいですね。後、野菜サラダが有れば・・・。
固形燃料25gだけで「ほつたらかし炊飯」時の加熱を利用して、晩御飯が出来るなんて結構すばらしいと感じます。今後、このブリキ缶を積極的に活用したいと思います。
アルコールストーブを用いてもアルコール量25ccで「ほったらかし炊飯」を何度も実施して、美味しいご飯が炊けてますのでアルコール量25ccでも問題ないと思います.
なぜブリキ缶にしたのか
最初は、フタが出来るプラスチック容器の使用を考えていました。炊飯時のクッカー内の温度は、水気があると最大100℃なので、プラスチックの耐熱温度が100℃以上の材質ならば使えるのでと思ってネットで調べた結果、耐熱温度100℃以上のプラスチックは、PP(ポリプロピレン)ぐらいで電子レンジで使用可能と表示されています。その他プラスチック材質の耐熱温度は100℃以下なので今回の様な使用には耐えられないと思います。普通に温めているペットボトルの耐熱温度は85℃ぐらいです。
ネットで探しましたが、現状有りませんでした。
前の記事で、「炊飯時のメスティン内のお米の温度は何℃になるのか」
検証した結果、水分がある限り最大100℃の温度で炊飯しています。
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