アルコール量25ccで一度に晩御飯を作る方法

ほったらかし炊飯

山行の晩飯でアルコール量を極力使わない

アルコールストーブを山行に積極的に使っていきたいと考えております。
問題は、燃料のカロリーをガス(LPG)とアルコールで比較すると、アルコールはガスの半分程度のカロリーしか無い点です。
単純に比較して、同じ調理するにしてもアルコールストーブを使用するならガス燃料の倍の量が必要だということです。

ガス(LPG)の熱カロリーが約12Kcal/g
アルコールの熱カロリーが約5.7Kcal/g
5.7 /12 = 0.475
まあ約半分の熱エネルギーしかありません

何とか工夫してアルコール使用量を抑える工夫をしてみました。
基本的に、美味い米粒を食べたいので「ほったらかし炊飯」が出来ることが重要で、かつ、ご飯の上にレトルトカレーをかけて食べれる事が重要です。
アルファ米を利用するなら、お湯沸かすだけですから、前回記事にしました「固形燃料」を使うほうが良いと思います。

・固形燃料25gで得られるお湯の量は700~800cc

一度に一合炊飯とレトルト加熱・お湯を沸かす方法

   

      <従来の一合炊飯>              <新しい一合炊飯>

<新しい一合炊飯>
PRIMUSソロクッカーMのポット上にフタを兼ねたミニポットを載せます。ミニポットには200ccの水を入れて炊飯時に加熱します。

ポットには、お米一合と水220ccとレトルトカレーを暖めるためにポット内のお米の上に「カレー缶詰」いれて炊飯時の加熱によって暖めます。

<アルコール量25ccで 一度に行う内容は>

・「ほったらかし炊飯」一合炊飯
・カレーレトルト暖め
・水200cc加熱

   

用いたカレー缶詰は

いなば食品(株)
深煮込みカレー  165g

辛めの鶏肉カレーで、具が溶けきったカレー

常温でも食べれるそうですが、温めた方が断然美味しくなります。
常温でもドロッとしてません。サラッとしてまして食べやすい感じ。
100円ショップにて110円でした。

缶詰側面のシールを全て剝がします。
そして、水で洗いました。

正直、これがメンドクサイ!

いなば食品のサイトを見ると、現在、17種類のカレー缶詰があります。タイかインドの本格的なカレー味ですが、私としては、日本的なカレー味も欲しいところであります。

ネットで「カレー缶詰」で検索すると、他メーカー品も一応ヒットしますが、数としてはそんなに多くはない感じです。そのなかで「いなば食品」は超安くて美味いのが特長です。

「いなば食品」のホームページ

この缶詰をポットの中に入れて加熱します。

実際に炊飯開始

   

・無洗米一合
・水220cc
・吸水時間:30分

    

お米の上に缶詰を入れます


EVERNEW製チタンアルコールストーブの上に
クッカーを直置きです。
アルコール量は25cc。

ミニポットに入れた水200ccです。
水につけている金属は、温度がどの程度上がるのかを測定するための熱電対です。


  

◆一合炊飯時のミニポットの水200ccの温度を測定するための構成です。

   


   

タイムラプス(×15)映像を測定して、映像より温度と時間をピックアップしてグラフ化しました。

アルコール量25ccでの燃焼時間は17分、17分以降は炊飯の蒸らし時間10分です。

消火17分前に最高温度98.5℃が得られました。100℃には到達しませんでしたが、まあ満足できる温度まで加熱されたことがわかりました。

蒸らし時間10分でミニポットのお湯は83℃まで低下します。この点はもったいないですね。

    

炊飯終了

   

ミニポットで暖めたお湯は味噌汁にしました。

缶詰も熱いほど暖まっています。

缶詰を取ったお米の状態です。
缶詰で凹形状になってますが、ほぐせば何の問題もありません。

美味しいご飯が炊けました。

缶詰を開けて、ご飯の上にかけました。

あはは、何の問題もなく「美味い」。

問題は、カレーの量が165g程度なので少ない点かな。
(参考 パウチのカレーは180~200g)

いなば製品は、さらに量が少ないカレー缶詰(115g程度)があります。量的にはかなり少ない感じですので、うーん!という感じです。

◆以前の記事です
アルコール量25ccでの「ほったらかし炊飯」

動画をユーチューブにアップしました

1分40秒程度の短い動画に編集しています。是非ご視聴してください。

結果

「ほったらかし炊飯」一合炊きで、スープとか味噌汁に必要なお湯も得られます。カレーも温めることがが出来ました。これに要したアルコール量が25ccですのでタイシタ出来栄えだと思います。

また、ミニポッドをポットの上にのせ炊飯時のフタとして使用できることもわかりました。吹こぼれも全くありませんでした。さらにミニポッドに入れた200ccの水も98℃程度に加熱できることが判明しました。

なるべくアルコール消費量を抑える調理方法だと感じます。

この記事を読んだ方も応用してみてください。

   


   

  

#ほったらかし炊飯

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