EVERNEW製チタンアルコールストーブと PRIMUSクッカーNSソロセットM による「ほったらかし炊飯」二合炊き

ほったらかし炊飯

「ほったらかし炊飯」二合炊き

  

普段は一人での山行ですが、時々、子供や仲間と一緒に山に行くことがあり、二合の炊飯が必要になる場合があります。このクッカーを選んだ理由として容量が900mlで二合炊きが可能な点です。
Milicampメスティンなどは容量800mlで二合炊飯が出来ます。

検証したい事項は、下記の3点

①「ほったらかし炊飯」二合炊きに必要なアルコール量はどの程度なのか?

② 「 ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300」 フタの有効性?   

③ 山行に用いるので後片付けは簡単にできるか?テフロン加工の効果は?

特に二合炊きに必要なアルコール量を特定しておくことは絶対に重要です。

(参考)EVERNEW製チタンアルコールストーブと PRIMUSクッカーNSソロセットM による「ほったらかし炊飯」一合炊き

    

◆以前に記事にした「ほったらかし炊飯」一合炊きです。

一合炊飯の時は、アルコール量は30ccで上手く炊けました。Trangia製のアルコールバーナーでの一合炊飯が30ccでしたので、同じアルコール量にしたら美味しく炊けたという結果です。

ただ、オコゲの状態からしてアルコール量は30ccではなく、もう少し少なくしても良いのではと感じてます。一度20cc又は25ccで試してみようかと思ってます。

<追記>
アルコール量25ccで炊飯してみました。アルコール量25ccのほうが正解だと思います。
ちなみに、0.75合だとアルコール量は20ccでOKとなります。

   

「ほったらかし炊飯」二合炊き 実施

    

手探り状態でしたが、一合炊きの倍のアルコール量60ccでは多いと感じてましたので、
とりあえず、50ccで炊飯してみて状態を観察してみました。アルコール量50ccの状態を見てアルコール量を調整しました。

クッカーは、チタンアルコールストーブ トップへの直置です。五徳を使用する場合と比較して、直置きだと火力半分になり燃焼時間は約2倍程度になります。

◆以前の記事です

EVERNEW製チタンアルコールストーブ(EBY254) クッカーとの距離による火力と燃焼時間を検証

   

アルコール量50ccでの二合炊き

 

    

まずアルコール量50ccで試してみます

無洗米二合:360ml 314g

水:220cc × 2 =440cc

吸水時間:30分

目盛り:24oz(682ml)の位置
    参考) 1oz(1オンス)=28.41ml
    リベットの中央部

目盛りの24ozはわかり易いと感じます。軽量カップはいらないですね。
(参考) 一合だと12ozの目盛りでOK

<加熱>

まだフタが見つからず、アルミホイルをフタ代わりに使用

アルコール量:50cc

EVERNEW製チタンアルコールストーブ
加熱はスートブへの直置きです。
(直置きで、火力は約半部となり燃焼時間は約2倍となります)

加熱時間:約26分

吹きこぼれが多量にあります

    

<蒸らし>

時間:10分

蒸らしは、そのままで放置、
「ひっくり返す」してタオルで包むとの説が多数ありますが、何の根拠もありません。
実際に比較した記事が有り、まったく変らないとの結果です。

お米は約800mlのラインまでで
上限まで残り100ml程度

クッカー上下を逆さまにして、皿の上に炊きあがったご飯を出してみました。

さすが、テフロン加工品です。逆さにするだけでスルーと皿の上に落ちてきます。

クッカー底にはすごいオコゲが出来てました。私自身オコゲが大好きなのですが、さすがにこれはひどいという状態です。
もったいないので一応食べましたが、オコゲが半端なく厚く、それを取り除いて食べたという状況です。
   

アルコール量50ccは失敗です

   

アルコール量40ccでの二合炊き

   

アルコール量50ccで失敗でしたので、アルコール量40ccで炊飯してみました。

フタは、ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300を使用しています。

 アルコール量40cc

水のライン リベット中央部 又は 24ozのライン

無洗米二合:360ml 314g

水:220cc × 2 =440cc

目盛り:24oz(682ml)の位置

リベットの中央部でもOK

吸水時間:30分

<加熱>

フタ:ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300

アルコール量:40cc

EVERNEW製チタンアルコールストーブ(EBY254)

加熱時間:約20分

吹きこぼれがほとんどありません

  

クッカーのトップにのせていたレトルトカレーをとった後のフタの状態

フタ上部に水滴が多量に溜まっています。
吹きこぼれが、クッカーのへりを超えずに
このフタの表面に溜まったと思われます。

<蒸らし>
   蒸らし時間:10分

50ccの時と同様に、お米の上限は800mlの目盛りラインです。

容量は900mlなので、まだ余裕があります。
Milicamp製のメスティン(800cc)で炊くと
フタを持ち上げるほどパンパンになりますから、容量900mlは、2合炊飯には最良だと感じます。

◆クッカー上下を逆さまにして、皿の上に炊きあがったご飯を出してみました。

クッカー上下逆さまにして炊きあがったご飯を落とした状態
    しゃもじで少し崩した状態

オコゲが少し発生しています。右側の画像の様に、しゃもじで少し崩すとオコゲの厚さが薄いことがわかります。
   

同時に暖めたレトルトカレーをかけて食べました。
カレーによく合う硬めのごはんです。
美味い!

  

フタに、ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300を使用した結果、吹きこぼれはほとんど有りませんでした。フタに「ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300」を使用したのは大成功です。

アルコール量40ccでの二合炊飯成功

二合の「ほったらかし炊飯」でのアルコール量は40ccが正解です。

  

後片付け

 

アルコール量40ccで炊飯後に
クッカーを上下逆にして、ご飯を皿の上に落とした後のクッカー内の状態

さすがテフロン加工の効果ですね。焦げたにもかかわらず、まったくご飯が付着してません。

いつも通り、ティッシュ3枚で拭き取りました。

超簡単に後片付け終了。山行でも車中泊でも洗い場が無い場所で使用すると便利だと思います。

テフロン加工は最高です。

   

クッカー底に発生したオコゲを比較

  

クッカーを上下ひっくり返して、炊いたご飯を皿の上に出してクッカー底のオコゲ状態を比較しました

   

アルコール量50ccと40ccでの焦げ付き状態比較

    

    ◆アルコール量:50cc

      二合炊飯 アルコール量50cc

    ◆アルコール量:40cc

      二合炊飯 アルコール量40cc

色からして、アルコール量50ccはオコゲが多量に発生しています。実際、オコゲの厚さと硬さがぜんぜん違います。アルコール量40ccはそのまま食べましたが、アルコール量50ccは底表面のオコゲを取り除かないと食べられませんでした。

◆EVERNEW製チタンアルコールストーブとPRIMUSソロクッカーMでの二合炊きは
アルコール量50ccはNG

アルコール量40ccでOK

   

一合炊飯(30cc)と二合炊飯(40cc)とのオコゲ状態比較

   

   <一合炊飯:アルコール量30cc>

     一合炊飯 アルコール量30cc

   <二合炊飯:アルコール量40cc>

      二合炊飯 アルコール量40cc

一合炊飯と比較して、オコゲの色からして二合炊飯(40cc)のほうがオコゲが少ない感じですが、
食べた触感として、大きな違いは有りませんでしたので、ほぼ同じだと思われます。
味的にはどちらも美味しいご飯です。
一合炊飯の焦げ付きの状態を見ると、もっとアルコール量を減らして大丈夫な気がします。たぶんですが、25cc程度でもOKなのでと感じてます。
    

後日、25ccで炊飯してみました
◆一合炊飯はアルコール量25ccでOK

すいません、実はアルコールストーブでの一合の「ほったらかし炊飯」はアルコール量25ccが正解です。前から知っていたのですが、何故かアルコール量30ccにしていました。

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二合炊飯時のフタの効果

    

二合炊飯時には絶対に吹きこぼれを防ぐフタが必要だと思います。ミニポットをフタにしたらOKだそうですが、炊飯時にミニポットが使用できないので、利便性を考えると、ポット上に置けるフタがあれば便利でしょう。

使用したフタは、「ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300チタン 668146
画像の様に、このクッカーにピッタリとはまります。チタン製で990円(Amazon)と安い。

このフタのおかげて、2合炊飯時に吹きこぼれは有りませんでした。
本当に!最高に!良いフタです。

    

ミニポッド(400ml)にも使用出来ます。ミニポッドでの一合炊飯はできませんが、0.75合炊飯なら可能だと思います。ただし、フタをのせているだけなので吹きこぼれは多いのではと感じます。

    

◆フタを自作してみました。220円
炊飯してみましたが、この自作のフタでも吹きこぼれが有りませんでした。

ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッドのフタとして効果を検証

  

◆アルコール量50ccでの二合炊飯 フタの代わりにアルミホイルを使用


ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッドを使用してない場合
(アルミホイルでフタとして使用)

画像で示す様に、吹きこぼれが多量に有り、ストーブの火力で加熱され吹きこぼれ跡がつく。
硬質アルマイト加工であるため、この吹きこぼれ跡は洗剤とスポンジで洗っても完全に除去できないほど強固に付着しています。

あー、という感じです。このクッカー新品なんですよねー。
こんなにこぼれ跡が付くなんて想像だにしませんでした。
硬質アルマイト加工は、表面に凹凸があるためスポンジ程度では落ちにくいそうです。研磨剤だと落ちるそうですが、アルマイト加工膜が削れますので研磨剤の使用は避けたほうがいいと思います。
   

    

◆アルコール量40ccでの二合炊飯 フタに「ユニフレームUFシェラリッド」を使用

  

フタに「ユニフレームUFシェラリッド」を使用した場合

炊飯時の映像を観察しますと、若干水が側面に落ちますが、吹きこぼれでは無い感じです。
水蒸気が溜まって落ちるという感じです。実際に、着火時と消化時でクッカー側面に変化がないため吹きこぼれは無いと思います。

「ユニフレームUFシェラリッド」のフタとしての効果は最良な結果です。
二合炊きで吹きこぼれが無い、本当に買ってよかったと思います。
  

なお、一合炊飯も同様に、アルミホイル使用とユニフレームUFシェラリッドを使用した場合とで吹きこぼれを比較してみましたが、一合だと「お米+水」との高さ(12oz、340mlのライン)がクッカーの半分以下の高さであり、クッカートップまでの距離があるためでしょう、アルミホイル使用の場合でも吹きこぼれは、まったく有りませんでした。

二合炊飯時には絶対に専用フタが必要です。
   

関連内容を動画にしています

    

◆アルコール量50ccと専用フタがなく吹きこぼれが多い結果となります


    

◆アルコール量40ccでフタにUNIFLAME UFシェラリッド300を使用して吹きこぼれが無い結果です

2本とも3分程度の短い動画です。是非見てください。

  

結果

  

①「ほったらかし炊飯」二合炊きに必要なアルコール量はどの程度なのか?

「PRIUMSクッカー イージークックNS ソロセットM」と「EVERNEW製チタンアルコールストーブ」での「ほつたらかし炊飯」二合炊きは、現時点ではアルコール量40ccが最良である。

② 「 ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300」 フタの有効性?

さらに、「ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300チタン 668146」をフタとして使用すると二合炊きでの吹きこぼれを防止することが出来ると判明しました。

③ 山行に用いるので後片付けは簡単にできるか?テフロン加工の効果は?

さすがテフロン加工品です。焦げ付きがあるにもかかわらず、まったく米粒等の付着がありません。
ティッシュ数枚でキレイに拭き取ることが出来ます。

アルコール量40ccで少しオコゲが発生するが、個人的には、ほぼ満足している結果です。
炊飯時の吹きこぼれ防止として「ユニフレームUFシェラリッド300チタン 668146」はフタの役割を十分にこなしてくれます。炊飯時の必需品だと感じます。


また、さすがテフロン加工品です。後片付けが超簡単です。洗い場が無い山行とか車中泊では超便利だと感じます。私は縦走などの山旅での使用を考えてます。

夫婦や友達との二人での二合炊飯には最適だと思います。山で炊いたご飯は最高のゴチソウでしょうね。
男旅での食事は、美味しいご飯さえあれば何とでもなると思います。レトルト食品も多数ありますし、お茶づけにしたり、ふりかけご飯と何か一品副食があればOKでしょう。


    

   

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