固形燃料とは
個人的にもアウトドアでよく使用する固形燃料で、特に「ほったらかし炊飯」と「お湯沸かし」に多用しております。
ちなみに、固形燃料25gで一合炊飯と700mlのお湯沸かしが可能です。
便利な固形燃料なのですが、燃料下のアルミホイルの状態で火力と燃焼時間が変わる事は経験上わかってはいるのですが、より正確な判断材料とするために実際にアルミホイルの状態を変えて火力と燃焼時間を測定してみました。
用いた30g固形燃料
用いた固形燃料は、昨年末に発売されたダイソーの30g固形燃料です。
<アルミホイルを拡げない>
収納袋を開封して、そのまんまの固形燃料です。
底と側面がアルミホイルに包まれています。
<アルミホイルを拡げる>
側面のアルミホイルを指で拡げました。
完全に拡げるのではなく、角度では45°ぐらいかなー。まあ残渣物の受け皿でもあるので。
30g固形燃料で800ccのお湯が沸かせます
確実に沸かせるお湯は、25g固形燃料で700cc、30g固形燃料で800cc。
構成機器
こんな構成で固形燃料に着火してタイムラプス映像を撮影しました。
K型熱電対と温度調節器(温調計)を用いましたので、精度は±0.3℃と高精度です。
タイムラプス動画を編集してユーチューブにアップ
アルミホイルを拡げた場合と拡げない場合のタイムラプス映像を合成して、3分程度の短い動画に仕上げました。是非ご覧ください。
WordPressでこの記事を書いてますが、動画の容量が大きくてWordPressに直接書き込むことが困難なので、WordPressを使用している方は、ほとんどが 動画はユーチューブ経由での添付となります。
経過時間と加熱温度をプロット
◆アルミホイルを拡げる
水800cc沸騰時間:10分43秒
燃焼時間:16分49秒
◆アルミホイルを拡げない
水800cc沸騰時間:17分21秒
燃焼時間:28分47秒
プロットしたグラフを見るとスゴイ差があります。
火力はアルミホイルを拡げると、沸騰まで時間は10分43秒(643秒)、広げないと沸騰時間は17分21秒(1041秒)。
火力は、アルミホイルを拡げると 1041÷643=1.62倍 となります。
まあ許容範囲で約1.5倍程度だと思います。
燃焼時間は、火力の逆数として2÷3=0.67 まあ 0.6~0.7倍程度ぐらいでしょう。
覚えやすい単純な数値として、アルミホイルを拡げると「火力は3/2」 「燃焼時間は2/3」 かな!
結果
固形燃料のアルミホイルを拡げると、どうなるかがわかった気がします。
アルミホイルを拡げないと、火力は弱く、燃焼時間は長くなります。用途としては、煮物などの調理と「ほったらかし炊飯」に向いていると思います。
アルミホイルを拡げると、火力は強く、燃焼時間は短くなりますので単なるお湯沸かし用だと思います。
30g固形燃料で800ccの沸騰したお湯が約10分程度で得られる事は素晴らしいと感じます。
山で800ccのお湯が得られるなら、お湯160ccでアルファ米、230ccならカップメシ、200ccでスープもしくは味噌汁、そして200ccでお茶かコーヒー。
800ccのお湯の使い道を考えると何だかワクワクしてきませんかー!
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