ダイソー 新商品 固形燃料30gの実力を検証 800mlの水を約11分で沸騰出来ます

固形燃料

近くの100円ショップダイソーに行った時に、アウトドアのコーナーに新しい固形燃料を見つけました。思わず手に取って買ってしまいました。
重量が30gの固形燃料、他の100円ショップには有りましたが、ダイソーには無かった製品です。
今回、このダイソー固形燃料30gの能力を検証してみました。

ダイソー固形燃料30g

開封前は、25gと同様なプラスチックケースに入った揮発劣化しにくい商品を期待してましたが、他の100円ショップで売られている30g製品と同じで、揮発劣化する薄いフィルムで包まれた製品です。残念!

3個入って100円。

底と側面にアルミホイルが付いていて、燃焼時間は実測27分でした。
アルミホイルを拡げると18分程度の燃焼時間となり反面火力が強くなります。

一合の「ほったらかし炊飯」では25gが最適なので30gでは焦げ付きが発生すると感じます。

固形燃料25gなら700ccが沸騰出来ましたので、30gなら水800ccが沸騰出来ると思います。


以前、ユーチュブにアップした「固形燃料25gで沸騰させるお湯の量」です
2分14秒の短い動画ですので是非ご視聴ください。

お湯を沸かす能力を検証

固形燃料30gでお湯を沸かす能力を検証してみました

<検証条件>
固形燃料のアルミホイルを拡げました。
このアルミホイルを拡げることで、燃焼時間を2/3に短縮出来ます。当然、燃焼時間が短縮されるということは、火力が約3/2(約1.5倍)倍アップされています。
  
参考までに、「ほったらかし炊飯」時にはこのアルミホイルを拡げないほうが良いみたいです。拡げるとオコゲが多く発生します。

<検証条件>

・クッカーは、「PRIMUSソロクッカーM」と「SEA To SUMMITケトル」の2種類
・水量は800cc
・五徳は「ポケットストーブ」。
・温度測定は、熱電対Kタイプと温調計(シマデン SR91)
・温度測定精度は±0.3℃です。

固形燃料とクッカーとの最適距離は20mm

固形燃料とポケットストーブを用いると、固形燃料TOPからクッカーまでの距離は、約20mm程度になりますので、火力的に最強になります。

◆3分33秒の短い動画に編集しています。固形燃料を使用される方はぜひご視聴ください。

    

PRIMUS ソロクッカーM(水量:800cc)

タイムラプス映像です。時間軸を圧縮してますので1分17秒の短い映像です。

◆映像から、経過時間と温度をピックアップしてグラフ化しました。

100℃達成(沸騰)までに10分45秒。燃焼時間は17分30秒と100℃達成後まだ7分程度燃焼してますので、まだ余裕が有りそうです。

SEA To SUMMIT ケトル(800cc)

1分17秒の短い動画です。是非ご視聴ください。

◆映像から、経過時間と温度をピックアップしてグラフ化しました。

「PRIMUSソロクツカーM」と「SEA To SUMMITケトル」と比較して100℃達成時間がほぼ同じなので差は無い感じです。

ダイソー固形燃料30gで水量800ccを余裕で沸騰させることが出来ます。ただし、今回室温28℃で無風化の室内でのデーターですので、野外でお湯を沸かせる場合はご注意ください。
特に風には超弱いのでウインドスクリーンは必須です。

燃え尽きた後の残渣物

アルミホイルを拡げて燃焼時間17〜18分後の残渣物

結構厚い残渣物が出ます。まあ25gでも同様な残渣物は出ますので問題無しと思います。
この残渣物に火を近づけても燃焼しません。成分は何なのでしょうか?

揮発劣化は?

1週間ごとに重量を測定して重量減少率をプロットしました。3ヶ月間(12週)の変化を見届ける予定ですが、現在、3週間の減少率をプロットします。

観察したのは3種類

<そのまま放置>

<パーツ袋1枚に入れる>

<パーツ袋2枚に入れる>

正直がっかりしています。ダイソー製品だからと少し期待していたので。
他の100円ショップで売られていた製品と大差はありません。
まあ包装袋を開封した後に残った未使用品は、そのまま放置すべきではなく、パーツ袋に入れる必要があります。旅の期間が1週間程度なら、その期間は使い続けることが出来ると感じます。

ダイソーの固形燃料は3種類

20gで5個入り 薄いフィルム

0.75合炊飯時に用いてます。
2合なら2個使用でOKとなります。

25gで3個入り プラスチックケース

1合炊飯に最適。
お湯は700ccまで沸騰できます。

30gで3個入り 薄いフィルム

お湯は800ccまで沸騰できます。

目的に応じて固形燃料を選択できますね。全て100円てことがすばらしい。
ただ出来れば、全ての製品を25gと同じプラスチックケースに入った物にしていただけたらと思います。そうすれば長期保存に悩まなくてもすみます。ダイソーさん是非お願いします。

結論

30g固形燃料では800ccのお湯が得られる事に山行でのメリットを強く感じます。
800cc沸騰後も7分程度燃焼してますので、気温が低い、強風化など悪条件でも800ccのお湯が得られるのでは思います。
ただ、映像を観てもらえれば分かるのですが、火力が10分過ぎから徐々に弱まりますので、ひょっとすると条件が最悪だと100℃まで沸騰しないかもです。
5月初旬のキャンプ場で気温18℃、風が有るなかウインドスクリーンをして30g固形燃料で水量800ccが沸騰してますので、そんなに気にする必要はないのかとは思いますが、氷点下では厳しいのではと感じます。
お湯を沸かす場合は、必ずアルミホイルを拡げてくださいね、拡げないでテストした結果は、99℃が最高温度でした。

揮発劣化しますので長期間の保管は無理でしょうが、パーツ袋に入れるなどすれば1~2週間程度の旅の期間なら問題無しと思います。

価格的にも25gと同様な100円ですのでやっぱ30gを購入すると思います。
一合炊飯時には一部切り取って25gにすれば良いですし、やはり800ccのお湯が確実に得られるのが30g固形燃料の魅力です。

ただ残念なのが揮発劣化する点です。25gの様にプラスチックケース入りで劣化しにくいタイプであれば嬉しいのですが。


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