Esbitチタニュームストーブ
Esbitの製品です。チタン製で重さが15gしかありません。何となく眺めているとスゴイの一言で、どのように使おうかと気持ちのワクワク感がたまりません。
PRIMUSクッカーに水900ml入れてのせてみましたが、変形も無く大丈夫でした。
ただ注意しなければならない事は、クッカーを三点で保持するためきちんと120度に開いて三角形を形成する事が重要です。真上から開き具合を確認してください。
私は、一度適当に開いた為、調理途中でクッカーを落としてしまい食材全てを土にぶちまけた事があります。食料も限られている山行でこんな状況になると絶望感しかありませんよ。
Esbit(エスビット) チタニュームストーブ ESSTI115TI
- 原産国:中国
- サイズ:収納時84mm×29mm
- 本体重さ:15g
- 素材:チタニューム
価格:1725円
CanDo 固形着火剤(ヘキサミン)使用時の問題点
◆Esbitチタニュームストーブとヘキサミンを使用した時の問題点
CanDo固形着火剤(ヘキサミン)を使用した時の一合炊飯の様子です。
クッカー底と側面にススと固着物が付いて、この固着物がスポンジで洗う程度では取れません。
クレンザーなどの研磨剤で洗う必要があります。
結果、クッカーを傷める事になります。
それが嫌で、クッカー底にアルミホイルを二重にして包んでます。
クッカーの底をアルミホイルで包んでクッカー底にスス等が付かないようにしてますが、左画像のようにアルミホイル側の表面は真っ黒となります。
うーんという感じです。アルミホイルで包まないと、これがクッカーの底に付くので洗い落とすのが大変になります。スス以外にも固着物が付着してスポンジと洗剤では取れません。研磨剤の入ったクレンザーを使用するようになりまし 結果、クッカーを傷めてしまいます。
アルミホイルをクッカー底を包むだけなのですが、私的には、「めんどくさーい」となりますし、ヘキサミン使用は嫌だなとなってしまいます。
Esbitチタニュームストーブにアルコール系固形燃料の使用を検討
ヘキサミンを使用することは諦めましたが、チタニュームストーブを眺めてたら、ススがほとんど出ないアルコール系固形燃料で調理できないかと思うようになってきました。
で、やってみました。
言っておきますが、アルコール系固形燃料を使うならポケットストーブを使うほうが良いと思います。チタニュームストーブのメリットは重量15g(ポケットストーブは80g前後)と軽い事です。
デメリットは、3点支持なのでかなり不安定で、クッカーをのせると安定化しているか何回か確認する必要があります。
すいません!記事内容は、個人的な単なる興味本位での試行錯誤の結果です。
チタニュームストーブとアルコール系固形燃料
アルコール系固形燃料25gは、クッカーに近すぎて火を付けてクッカーを上に置くと火が消えてしまいます。
20gのほうは、最初は火が付いているのですが、大丈夫と思ってその場を離れて、10分経過して見に行くと消えていました。ぇ、という感じです。20gだと15分間燃焼するので明らかに火が消えたと感じます。固形燃料も7割程度残ってたので確実に火が消えてます。
固形燃料20gなら距離が少しあるのでOKだと思っていたのですが、ダメでした。
アルコール系固形燃料をそのままで使用することは、20g、25g共にクッカー底に近すぎて使用出来ないと判断しました。
アルコール系固形燃料の加工処理
それならどうするかと検討した結果、アルコール系固形燃料は比較的柔らかいのでケースから取り出して押しつぶして高さを低くくして、クッカー底までの距離を長くする方法を取りました。
<ケースから燃料を取り出す>
CanDoで販売している固形燃料25gです。
簡単にケースから燃料を取り出すことが出来ます。
<燃料を押しつぶす>
ケースから取り出した固形燃料を押しつぶしました。高さが従来の60%と低くなりました。
押しつぶす方法は、何でも良いと思います。
私は、近くにあった包丁で押しつぶしましたが、指で押しても簡単につぶれます。
押しつぶした固形燃料をセットした状態
<押しつぶさない状態>
<押しつぶした状態>
固形燃料の下に引くアルミホイルは、料理を小分けする「お料理小分けアルミケース丸」を二重にして用いました。100円ショップで多数売られています。調理用のアルミホイルでも当然OK。
このアルミホイルを引くと、溶けた固形燃料が下に垂れることがありません。
過去の記事で
ダイソー固形燃料とクッカーとの距離で火力と燃焼時間を検証
ダイソー固形燃料の火力が最大となる距離は15~20mm。ただ、距離が長くなってもそんなに大きく火力が弱くなる事は無いという検証結果です。
実際に炊飯を実施
加熱(固形燃料燃焼時間):20分
蒸らし:10分
クッカーのフタにのっているのは、いなば食品の缶詰カレー(チキン&タイカレー)です
上記画像は、燃え尽きた後ですが、クッカー底・側面にスス等の付着はありません。やっぱり、ヘキサミン固形燃料と比較してアルコール系固形燃料は素晴らしいと思います。
オコゲがわずかにありますが、上手く炊けてます。
いなば食品の缶詰カレー(チキン&タイカレー)をご飯の上にかけて食べました。
カレーの量が120gで少し足りない感じでしたが、美味しくいただきました。
このカレーは辛口でビールと良く合います。
おすすめです。
動画編集
記事内容を動画として3分程度の超短編に仕上げました。
3分程度なのでぜひご視聴ください。
結果
Esbitチタニュームストーブにアルコール系固形燃料を使用する場合、アルコール系固形燃料は柔らかいので少し押しつぶして高さを低くすることが出来ます。その結果、クッカーとの距離を長く取ることが可能となり安定した調理(炊飯)が可能となります。
<感想>
記事にはしましたが、個人的にはやらないと思います。100円ショップのアルコール系固形燃料を用いるならポケットストーブを使用するほうが簡単で便利だと思います。
ただ、寒い雪山など、確実に着火する固形燃料を使用する方は多数おられます。
このアルコール系固形燃料は、25gだと100℃のお湯を700~800ml得ることができるなど、意外に強力な熱源であり、ULソロ山行には役立つと考えております。
このアルコール系固形燃料とEsbit製チタニュームストーブを使用することもご検討ください。
ちなみに、ポケットストーブの重量は80g、チタニュームストーブは15gです。山行でのULの方は重量1gでも気にされますから、どうなんでしょ。
ダイソー固形燃料(25g) 火力アップで700cc水沸騰時間の短縮
アルコール系固形燃料25gで沸かせるお湯の量を検証した記事です。
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