CanDo固形着火剤とは
100円ショップCanDoで発売された固形燃料です。(名称は固形着火剤となってますが)
原材料はヘキサミンでEsbit製固形燃料と同じであり、ほとんどEsbit製と同じと判断されます。
良報なのは、価格でありCanDo固形着火剤は、Esbit製固形燃料の約1/5~1/6と激安です。
重さ10g ✕ 9タブレット 総量90gが110円(税込み)で購入できます。


前の記事です。
CanDo固形着火剤を使用した「ほったらかし炊飯」一合炊き
以前Esbit製固形燃料を使用して一合炊飯を実施したことが有りますが、焦げ焦げで失敗した苦い記憶があります。今回は、原材料ヘキサミンの熱量から一合炊飯に必要な量を算出して、実際に炊飯を実施して判定してみました。
一合炊飯に必要な各燃料の総熱量

各燃料を表にして比較してみると、一合炊飯に必要な総熱量は500(Kj)前後であるとわかります。
クッカーの種類等と季節により総熱量の幅があるのかと感じます。
ヘキサミンの熱量が31.3(Kj/g)であることから、一合炊飯に必要な総熱量を500(Kj)とすると
CanDo固形着火剤は16g必要だとわかります。
グラム単位で量を合わすことは出来ないので、10gタブレット一個と10gタブレットを半分に分割した5g
合計:15gを一合炊飯に用いてみます。
熱量を比較すると、ヘキサミンはアルコール系固形燃料の約1.5倍の火力なんですね。
Esbitチタニュームストーブを使用
CanDo固形着火剤がEsbit固形燃料と同じ形状ということで、
Esbit製最軽量五徳である「Esbitチタニュームストーブ」を用いて炊飯を実施してみました。

一応収納袋付きです。
小さいので本体を紛失する可能性大です。
袋に収納しておけば失くす可能性は低くなります。たぶん!
Esbitチタニュームストーブ ESSTI115TI
重量:15g
価格:1725円 (Amazon価格)


Esbit製固形燃料はヨーロッパの軍隊で採用されるなど、Esbit社は古くからすごい実績がある会社です。
このストーブを手で持って広げて見ると、考案された方はスゴイと言わざるをえません。
手で持って眺めると、どう使おうかと思案するなど何となくワクワクする感じです。
もう少し受け皿を大きくして、出来れば、ダイソー等の100円ショップで売られているアルコール系固形燃料の円筒型が入れば使用頻度が上がると思うのですが。
改造してやろうかと思いましたが、材質がチタンなので加工が難しいので改造はあきらめました。
後日、改造しました。材質がチタニューム(Ti)ということで硬いかと思いましたが、薄いからだと思いますが、意外に簡単に加工できました。
・Esbit製チタニュームストーブ アルコール系固形燃料を使用できるように改造

四角形受け皿の側面(4点)を削って広げただけですが、クッカーとの距離を4mm広げる事が出来ました。
当然、Esbit固形燃料(ヘキサミン)も使用できます。
・Esbitチタニュームストーブ アルコール系固形燃料を使用できるように改造 PratⅡ

100円ショップで売られている
アルコール系固形燃料をスムーズに置けるように円形の受け皿を取り付けました。
ジェル状の固形燃料も使用出来ます。
固形着火剤15gで一合炊飯を実施

Esbitチタニュームストーブに固形着火剤15gのせてみました。(10g + 5g)
5gは10gタブレットを半分に折りました。
ナイフで真ん中に傷をつけて折ると比較的簡単に折れます。
ナイフで傷をつけないと簡単には折れません。

無洗米:一合 水:220cc
吸水時間:30分
クッカー:PRIMUS ソロクッカーM
スス、固着物がクッカーに付着するのを防止するために、クッカーの底から側面にかけてアルミホイルで包んでます。(アルミホイルは二重)
加熱時間:14分40秒
蒸らし時間:10分間
クッカーの上にのっている缶詰は、いなば食品のカレー缶詰です。炊飯のご飯の上にかけて食べようと思ってます。


オコゲもなく美味しく炊けました。缶詰カレーをかけて食べましたが、本当に美味しかったです。
<今回食べた缶詰カレー>
深煮込みバターチキンカレー
「玉ねぎ、鶏肉が溶け込んだ美味しさのカレーシリーズ」だそうです。
「常温でもおいしい」そうです、実際に食べた感想として、日本的な玉ねぎ・ジャガイモのカレーの味ではありませんが、エキゾチックで美味しいと思います。
これが100円ショップで売られていて安いと感じます。
動画をユーチユーブにアップしました
2分半程度の動画です。ぜひご覧ください。
結果
CanDo固形着火剤15gを使用した「ほったらかし炊飯」一合炊きは上手く出来ました。
一合炊飯にCanDo着火剤15gで問題なく炊飯できます。
問題は、下記画像で示すように、ヘキサミンを使った固形燃料は多量のススと固着物がある点です。


アルミホイルでクッカーを包めば良いのですが、面倒ですよねー。
火力が強いせいか、包んだアルミホイルが焼けてボロボロになって穴が開きますので、
出来るだけアルミホイルは二重、三重にするほうが良いと思います。
バーナーパッドも使用してみたらどうなのかとも考えてます。バーナーパッドでススや固着物がブロックされクッカー底には付着しなければ良いのですが、一度試す価値はあるかと思います。
うーん!どうなんでしょ。アルコール系の固形燃料とポケットストーブを使うほうが手軽だと感じますが。ただ、一回の炊飯は15gなので一回当たり約18.3円とコスト的には優れていると思います。
参考までに、ポケットストーブとこのCanDo着火剤15gでも一合炊飯出来ています。
ただ、クッカーはPRIMUSソロクッカーMを用いてますがメスティンだとどうでしょうか。
PRIMUSクッカーとメスティンを比較すると、メスティンのほうが形状的な差だと思うのですが、少し熱効率が落ちる気がします。
<後日記載>
すいません。ソロクッカーMのほうが熱効率が良いと感じてましたが、後日、メスティンとソロクッカーMで比較検討した結果、メスティンのほうが約30%程度熱効率が良いことが判明しました。
メスティンのほうが熱効率が良いなんて 本当にビックリです。
・各クッカーでの熱効率検証(メスティンとPRIMUSソロクッカーM)
熱伝導率という熱を伝える単位が有るのですが、アルミの熱伝導率は236(W/mk)、フッ素樹脂は0.25(W/mk)です。W/mk単位の意味は、ワット(W)/メートル(m)・ケルビン(k)です。
ちなみに、熱伝導率は数字の大きいほど熱を伝えやすくなります。
アルミ素材のメスティンにフッ素コートすると、熱を伝えにくくすることになりますので、当然フッ素コートすると熱効率は悪くなりますよね。
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