アルコール系固形燃料の揮発劣化は どの程度なのか? 長旅に最適な固形燃料とは

固形燃料

アルコール系固形燃料の揮発劣化とは

100円ショップで売られているアルコール系固形燃料は、アルコール「メタノール」に添加物を混ぜて固形物にした物であり、空気に触れるとアルコール成分が空気中に徐々に揮発してしまいます。

UL山行に固形燃料のみで縦走などをやってみたいという願望があります。この揮発がどの程度なのかを、時間経過ごとに固形燃料の重量を計測して揮発の状態を検証してみました。
揮発劣化を防ぐ保管方法に役立てばと思います。

検証に使用した固形燃料(2種類)

現在、固形燃料の状態からして2種類に分類されます。
①薄いフィルムで覆われた物(30g、20gの固形燃料)
②プラスチックケースに覆われた物(25gの固形燃料)

<検証に使用した固形燃料>


  

<測定例>

一日一回、定時にハカリの上に固形燃料をのせて重さを測定しました。

画像は、固形燃料25gの場合で、重量が26.6gですので、1.6g程度はアルミホイルやプラスチック容器の重さだと思います。

12日間後の固形燃料の変化

<検証したサンプル①~④>

① 固形燃料20gを保管ケースに入れた状態
② 固形燃料25gプラスチック製のケースに入った状態
③ 固形燃料20gのフィルムをカッターナイフで少し破る
④ 固形燃料20gフィルムそのままの状態

2週間程度の旅を想定して、12日間での重量変化を記録してみました。

<日ごとに定時で重量を測定して重量変化をグラフ化>

Y軸:重量(g)

Y軸:重量減少率(%)

一日1回の計測で12日間のデーターですが、重量が減少する傾向はおおよそ判断できます。

個別 固形燃料の揮発劣化変化

凄くショックだった結果です。
保管ケースに入れれば揮発しにくいと思ってました。

12日間で重量は約8%減少しました。
検証期間中は、ケースのフタは開けてません。
ケースに入れた状態での重量から固形燃料の重量を算出しています。
保管ケース:リングスター ダルマルクン DK-48

包装袋を開封して固形燃料を取り出した状態での変化です。
12日間で重量は半分になりました。
フィルムと固形燃料との隙間が広くなっています。
包装袋から出すとフィルムがついた状態で自然揮発します。
日ごとに約4%程度揮発してしまいます。

保管中とかにフィルムが破れた時を想定して、カッターナイフで少しフィルムを破りました
2日間で重量が半分に、
6日間でほぼアルコール分は完全に揮発したと思われます。

プラスチック容器に入っている固形燃料25gですが、12日間程度だと全く重量変化しません。
個人的にも良く使っている固形燃料ですが、使用後に余った物を車の中に何ヶ月間箱の中に転がして保管してますが、形状等を見ても揮発劣化した気がしません。

揮発劣化しない点から素晴らしい固形燃料だと思います。
この固形燃料なら長旅でも安心ですよね。

結果

2週間程度の旅を想定した12日間の固形燃料の揮発劣化を調べましたが、薄いフィルムで覆われた固形燃料は、包装袋から出した時点で揮発劣化が始まっています。
保管ケースに入れても微量に揮発する事は、正直ショックでした。
どの様にしたら揮発劣化を防げのかと考えてしまいます。現状での薄いフィルムに包まれた固形燃料の揮発劣化の防止は不可なのかと思ってしまいます。
薄いフィルムで包まれた固形燃料は、最小個数20個セットがAmazonなどネットで売られてますが、揮発しない保管が難しいとなれば一度に多量の個数を買う事は止めといたほうが良いかなと思います。

この結果から長旅に使用できる固形燃料は、100円ショップで売られているプラスチックケースに入った「固形燃料25g」だと思います。揮発劣化しにくい点は評価できます。
これだと揮発劣化防止を何もしなくてもOKですよねー。
100円ショップ ダイソーさんはエライと称賛したくなります。

2週間程度の旅に使用できる固形燃料の保存方法を検証しましたが、同様な調査を3ヶ月~6ヶ月の長期間で実施しています。また記事にしますね。
    

<2022/8/23追記>

14週間(3ヶ月半)にわたる固形燃料の揮発劣化を調査しました。

「固形燃料」長期間保管での揮発劣化状態調査

     


#固形燃料

Tabi浪漫TOP

関連記事一覧

◆画像をクリックすれば、関連記事に入れます。


   

最後までお読みいただきありがとうございます。独り旅を楽しむ情報を発信しています。現在、旅の衣食住の「食」に関する情報が多数です。今後ともご愛読ください。

    

コメント

タイトルとURLをコピーしました