アルコール系固形燃料の揮発劣化防止用ケース

固形燃料

固形燃料の劣化

袋を開封した状態で半年間放置した結果です。
成分がアルコールなので固めて固形物としていますが、徐々に自然揮発して画像のように劣化します。

包装しているフィルムが破れると1日ぐらいで半減します。

アルコール系固形燃料の種類

アルコール系固形燃料の成分はメタノールであり、ススがほとんど出ないなど使いやすい特徴があります。ただ、メタノールは人体には毒ですので絶対に口に入れないように。特に小さい子供いる方は取り扱いにご注意ください。たしか、メタノールの致死量は成人で30cc以上だったと思います。体の小さい子供は、もっと少量でアウトだと思いますので、子供の手が届かない場所に保管してください。

<現在使用している固形燃料>

100円ショップで入手できるのは
30g、25g、20gの3種類です。

ジェルタイプもありますが、固形燃料だとこの3種類だと思います。


20g以外は、メーカーによってアルミホイル有無の製品があります。アルミホイルが付いてないと下側にアルミホイルを皿のようにして引くか、小さい(6号)アルミカップを用いる必要があります。

100円ショップの固形燃料25gは、プラスチックケースに入っており、経験上でも揮発劣化しない(しにくい?)と思われます。保管ケースが必要な固形燃料は薄いフィルムで覆われた20gと30gでしょう。

100円ショップ以外で入手できる固形燃料25gです。20個入って480円程度なので安いのですが、写真の包装袋を破った瞬間から揮発劣化が始まります。
20個 「うーん」という感じです。配送されてきた時点での重量は506gでしたので、きちんと25g/ケなのだと思います。かなり厳重に揮発しないように保管しなければいけないと思います。
個人的な保管方法として、ジップロック(L)を二重にして保管してますが、それでも数か月ぐらい経つと少し重量が軽くなってますので揮発していると思います。
固形燃料25gは揮発しないプラスチックケースに入った100円ショップの製品が本当にいいですよね。

  

揮発防止用の保管ケース

保管ケース、一生懸命に探しました。で、ホームセンターの工具売り場の「パーツ入れ」として見つけたのが、以下の商品です。それぞれに5個の固形燃料を入れることができます。


リングスター ダルマルクン DK-48
¥145


リングスター ダルマルクン DK-63
¥270

  • サイズ:外寸/直径48×高さ141.5mm、
       内寸/約直径41×高さ25mm
       (実際の内寸:直径41mm)合っている
  • 材質:コポリマー樹脂
  • サイズ:外寸/直径63×高さ166mm、
        内寸/約直径51×高さ30mm
       (実際の内寸:直径54mm)なぜ?
  • 材質:コポリマー樹脂

Amazonのアソシエイトツールバーよりテキストと画像を添付しましたが、大きいホームセンターの工具入れ売り場のパーツ入れ用として売っています。価格もAmazonと同じぐらいで、探せばあると思います。

各固形燃料を入れた状態

<リングスター ダルマルクン DK-48>

 固形燃料20gを入れた状態

ほぼピッタリと固形燃料20gが入ります。
当然、25gと30gは入りません。
  
製品番号の48は直径48mmを表していると思います。
製品番号 DK-63の63は直径63mm。


<リングスター ダルマルクン DK-63>

 固形燃料25gを入れた状態

固形燃料25gを入れた状態です。周辺のケースも含めてきっちりと入ります。高さもジャストな感じで、ほぼ動きません。

 固形燃料30gを入れた状態

固形燃料30gを入れた状態です。まだ周辺に隙間が出来ます。上のフタまで隙間ができますので
ティッシュ等を詰めるほうが良いと思います。


    リングスター ダルマルクン DK-48 5段
     リングスター ダルマルクン DK-63 5段

1商品5段であり、手で持った感じですと、DK-48は意外にコンパクトな感じですが、DK-63は少し大きい感じがします。希望としては、30gがきっちりと入る「DK-55」(55mm)があれば良いのですが。DK-48とDK-63の中間の製品は実際にはありません。まあ値段も安いのでいいか~って感じかな。

使用した感想

固形燃料の保管ケース、買って良かったと感じる商品です。安価なので、それぞれ2個づつ(計20個入る)買って車の中に常備しております。最近、100円ショップでも「固形燃料用ケース」(3個入り/100円)で売られていますが、絶対に記事でご紹介した製品のほうが良いと感じてます。

アルコール系固形燃料は、本当に便利です。
 ①ソロ山行に必要な沸騰したお湯が 20gだと500cc、25gだと700cc、30gだと800cc得られる点
 ②20g、25gで「ほったらかし炊飯」一合炊き出来る点
ガスバーナーにはかないませんが、意外にも簡単な割には使える熱源です。アルコールストーブよりは熱源として高熱量です。参考として、Trangia製アルコールバーナーですとアルコール量30ccで沸騰する水の量はMAX500ccです。

参考比較

最近Seriaで売られている「固形燃料用ケース3P」です。

すいません!
実際には袋の中には3個入ってます。買ってきてすぐに2個嫁さんに台所で使いたいと取られました。

フタがねじ込みではなく、上から圧力をかけて閉じ込めるタイプです。
3個入って100円

固形燃料20gを入れた状態
固形燃料25gを入れた状態
固形燃料30gを入れた状態

固形燃料25gはキッチリと入ります。20gと30gはユルユルで、もし持ち歩くならテッシュを軽く詰めて固定する必要があると感じます。形からして固形燃料25g用としての保管ケースだと思います。固形燃料25gはプラスチックケースに入っていて揮発劣化しないので、うーん
25g用としての保管ケースは必要ないのではないかと。まあ20gと30g用として使用するなら効果はあると思います。

その他保存方法は、Amazonのレビューによると「100均などに売ってるのチャック付袋を2重にして保管」とか「ジップロック2重で保管」にすると1年ぐらい大丈夫でしたとのことですが、本当でしょうか。?
後は、ジップロックに入れ そのジップロックごとタッパーに入れて保管する良いとのレビューがあります。
   
個人的には、山行に行く場合必要量をチャック付袋に入れて持ち歩いています。気を付ける点は、チャック付袋の空気を出来るだけ抜くことです。Amazonのレビューを読んで、チャック付袋を2重にしたいと思います。フィルムで包まれた固形燃料は、フィルムが破れて1日経つと半減しますので注意が必要です。

記事にした「リングスター ダルマルクン」やSeriaで売られている「固形燃料用ケース3P」も揮発防止に絶対ではない感じです。時間と共に微量ながら揮発劣化すると思います。

   


   

後日、どの程度の期間で揮発劣化するか調査した結果です。
記事をここまでお読みくださった方にお詫びします。「固形燃料用ケース」に入れても長期間であれば揮発劣化します。すいません!

「固形燃料」長期間保管での揮発劣化状態調査
14週間(3ヶ月半)固形燃料の揮発劣化を調査した結果です。薄いフィルムで覆われた固形燃料は長期保存が出来ない事が判明した結果です。

アルコール系固形燃料の揮発劣化は どの程度なのか? 長旅に最適な固形燃料とは
縦走などの山行を考慮して2週間程度でどの程度揮発劣化するかを調査した結果です。



   

    

#固形燃料

#Tabi浪漫


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