アウトドアで愛用される600ml「湯たんぽ」

「湯たんぽ」の中で最も容量が小さい製品で、多数の製品が販売されています。
お湯の量が600mlと少ないので、アウトドアのキャンプや車中泊など、小さいクッカーでお湯を沸かすのが簡単なので多くの方に愛用されています。
価格:ホームセンターで780円
(湯たんぽカバー付き)
容量2リットル以上の「湯たんぽ」なら保温時間が朝まで大丈夫なのですが、キャンプや車中泊などで2リットルの沸騰させたお湯を得るのは大変です。お湯を沸かすクッカーやヤカンにしても容量1リットル以下なので数回に分けてお湯を沸かす必要があります。
600mlなら小さいクッカーにて1回でOKですし、ガスバーナーでなくアルコールストーブや固形燃料でも600mlのお湯を沸かすことは可能です。
600ml「湯たんぽ」の問題点は保温時間が短い
◆シュラフの中に入れた600ml「湯たんぽ」の湯温を1時間ごとに測定してプロットしたグラフです。

600ml「湯たんぽ」90℃のお湯が45℃に低下する時間(保温時間)は4時間半です。
600ml「湯たんぽ」の問題点は、保温時間(下限温度45℃)が4~5時間程度と短い点です。深夜にブルとして目を覚ますと「湯たんぽ」が冷めている事に気が付きます。しかたがないので、「湯たんぽ」のお湯をクッカーに移してガスバーナーで再加熱して、朝まで寝るという事を繰り返しています。
600mlのお湯を沸かすことが簡単なので、何とか保温時間を倍の8~10時間に出来ないかと色々試行錯誤してみました。
ちなみに、1200mlの「湯たんぽ」での保温時間は7時間。1700mlの「湯たんぽ」で10時間です。
湯温の下限温度を45℃に設定した理由
実際に「湯たんぽ」を使用してみて、45℃が暖かさ感じる限界だと感じます。
600ml「湯たんぽ」の保温時間を延ばす方法
保温時間を延ばす方法として、いろいろやってみました。
①保温シートで包む
②保温シートで包み、さらに「使い捨てカイロ」で保温
③「使い捨てカイロ」で保温
600ml「湯たんぽ」に保温シートをカバーした場合
「湯たんぽ」のお湯をなるべく放熱しないように、湯たんぽの周りに保温シートを貼り付けて保温時間を延ばしてみました。
使用した保温シートは、100円ショップで売られている厚さ1mm程度の薄い製品です。
保温シートの取付方法



裏側と表側の保温シートをアルミテープ(裏面粘着剤)で形を整えながらアルミテープで固定します。
価格:178円(ヨドバシカメラ)


保温シート1枚使用した「湯たんぽ」の湯温と経過時間

注意)重ね書きしています。保護シート1枚を使用した曲線は茶色です。
保温シートの効果により45℃までの時間が2時間増加して6時間半となりました。
うーん、一応1.45倍に保温時間が伸びましたので効果はあるかな。
1200ml「湯たんぽ」の保温時間が7時間ですから、それに近づけることが出来た感じです。
600ml「湯たんぽ」に保温シートと「使い捨てカイロ」を使用した場合
「湯たんぽ」の湯温を出来るだけ下げないために「使い捨てカイロ」で保温してみました。
使用した「使い捨てカイロ」

使用した「使い捨てカイロ」は、
イオン系のTOPVALUの貼るカイロです。
最高温度:63℃
平均温度:54℃
持続時間:12時間(40℃を保持)
価格:188円/10ケ
私が調べた限り「貼るカイロ」の中では最安値です。
正直、「使い捨てカイロ」を使用してわかるのですが、すごく当たり外れがあってバラツキます。
桐灰の「使い捨てカイロ」で持続時間14時間とTOPVALU製品の12時間より長い製品を用いてみましたが、結果は残念な結果となりました。
まあ「使い捨てカイロ」とはこんなもんだろうと思っています。
保温シートと「使い捨てカイロ」2個使用



保温シートで包んだ「湯たんぽ」の表面側と裏側に「使い捨てカイロ」を貼り付けました。
保温シートと「使い捨てカイロ」2個使用した場合の経過時間と湯温

注意)重ね書きしてます。保護シートと「使い捨てカイロ」2個の曲線は紫色です。
保護シートと「使い捨てカイロ」2個を用いると保温時間(下限:45℃)は15時間と劇的に長く出来ます。
「使い捨てカイロ」2個使用した場合
「使い捨てカイロ」2個使用

「湯たんぽ」の表側と裏側に直接「使い捨てカイロ」貼り付けて、湯たんぽカバーで包みました。
「使い捨てカイロ」2個使用した場合の経過時間と湯温

結構スゴイ結果です。湯温が45℃に低下する保温時間は18時間となります。
「湯たんぽ」1200mlと1700mlとの保温時間比較
現在所有している1200mlと1700mlの「湯たんぽ」と比較してみました。

「使い捨てカイロ」2個で容量600mlとは思えない保温時間です。容量1200mlの2.6倍、容量1700mlの1.8倍です。結構スゴイ結果です。
◆容量1200mlで保温時間7時間時点(45℃)を比較すると、600ml「湯たんぽ」で「使い捨てカイロ」2個用いると湯温が54℃。約9℃も高い!
◆容量1700mlで保温時間10時間時点(45℃)で比較すると、600ml「湯たんぽ」で「使い捨てカイロ」2個用いると湯温が52℃。約7℃も高い!
それぞれの容量が大きい「湯たんぽ」と比較しても、湯温が50℃以上ですから結構暖かい感じです。
まとめ
「使い捨てカイロ」2個使用するだけで、従来の4時間半の保温時間を4倍の18時間に延長することがわかりました。お湯を600ml沸かして「使い捨てカイロ」2個用いるだけで朝までぐっすり就寝できます。
きっとこの記事を読まれた方は、「使い捨てカイロ」だけ用いればOKなのではと思われた方がおられると思いますが、「湯たんぽ」+「使い捨てカイロ」のほうが熱量の違いから暖かさが格段にアップします。
欠点は、「使い捨てカイロ」2個分の約40円がかかることです。でも一泊二日のキャンプや車中泊の旅を月に4回しても160円程度ですから、まあ許せる範囲かなーと思います。
私にとって、キャンプや車中泊の旅は日常を離れたイベントなのでこの程度の金額は許せると感じてます。
家で毎晩使用すると月に1200円程度かかりますから、家でやるなら容量が2リットル程度の大きい「湯たんぽ」を用いるべきだと思います。家なら2リットル程度のお湯を沸かすことは簡単だと思いますので。仮に2200mlの「湯たんぽ」なら保温時間は11時間と睡眠時間内は暖かさが継続します。
現在、都市ガスで1リットルのお湯を得るガス代は3.5円程度だそうです。2リットルだと約7円、月(30日)に210円程度、まあ安いですよね。
ちなみに現在家では、私は「電気あんか」を使用しています。
電気あんかは消費電力30Wで0.2円/1時間 1日10時間使用しても2円程度だそうです。
毎日使用しても月(30日)に60円程度の電気代で「湯たんぽ」より暖かいと思います。
ご参考までに。
<容量600mlの「湯たんぽ」と「使い捨てカイロ」とのコラボ>
アウトドアにて容量600mlのお湯を沸かすのも簡単で、後 20円程度の「使い捨てカイロ」2個、合計40円程度で朝まで熟睡できますので、アウトドアに最適だと感じます。
ぜひ皆様も活用してください。
<追伸>
実際に最低気温2℃のキャンプ場にて使用してみました。
夜8時に「湯たんぽ」と「使い捨てカイロ」2個で準備してコンフォート温度:-5℃のダウンシュラフに入れてどのくらい耐えれるかを調べてみました。朝8時に起きた時点で47℃でしたので12時間程度は十分に暖かい状態でした。
深夜2℃の気温でさらに冷たい足でタッチしてましたので、上記グラフ(室温14℃)より保温時間が少し短くなりましたが、それでも12時間程度暖かい状態でしたので実用性は高いと判断できます。
実際に使用してみて、シュラフの足元が暖かい状態は最高に幸せな感じです。
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