アルコール量25ccで一度に晩御飯を作る方法 PartⅡ
前回の記事では、いなば食品のカレー缶詰(価格100円)を用いて、一合炊飯時のクッカーにカレー缶詰を入れて、炊飯と同時に缶詰を暖める例と、ポットのフタをミニポットで代用して同時にスープ等にするお湯を得られる方法をご紹介しました。
用いた「いなば食品のカレー缶詰」はインドカレーかタイカレーがメインであり、味的には美味しいのですが、やはり日本的な甘口カレーが食べたくなります。
カレー缶詰をネットで調べると、パウチのレトルトに比較して数が非常に少ない事が判ります。
そのうえ、いなば食品以外の製品は、値段的にも非常に高額であります。個人的にレトルトカレーを500円以上で購入することは無いと思います。せいぜい、無印の400円以下のレトルトカレーをたまに買うぐらいです。
現在、コンビニで売っているパウチのレトルトカレーは、100円前後で美味しいカレーが多数あります。カレー缶詰を使用した時と同様に、ぜひ、パウチのレトルトカレーを炊飯と同時に暖めて食べたいと考えて実施してみました。
前回の記事「アルコール量25ccで一度に晩御飯を作る方法」
4379> アルコールストーブを用いて、アルコール量25ccで一合炊飯、レトルトカレー暖め、お湯200ccを一度に実施する方法です。
レトルトカレーは、いなば食品のカレー缶詰を用いています。缶詰を一合炊飯のクッカー内に入れて暖めます。
パウチのレトルトカレーを暖める方法
缶詰の替わりに用いたのが、容量250mlのブリキ缶です。
タイプ:C-250 250ml
重量:61g
価格:597円
スズメッキ品で缶詰と同じです。食品に使用しても大丈夫。
手で持った感じだと
結構小ぶりな感じです。
フタはするりとキッチリと入ります。
ちなみに、
固形燃料25gが3個入ります。
アルコールではなく固形燃料での「ほったらかし炊飯」に用いてもいいかなという感じです。
たぶん、アルコールストーブで無くても、固形燃料でもOKだと思います。
用いたレトルトカレーは、セブンイレブンの価格98円のカレーです。家庭的な味付けで美味しいパウチレトルトカレーです。
容量は一般的な180ml。
ブリキ缶にパウチを破ってレトルトカレーを入れました。ブリキ缶の容量250mlなので余裕があります。
実際に炊飯を実施
実際に炊飯時に実施して見ました。
PRIMUSソロクッカーM (900ml)に
・無洗米一合
・水220cc
を入れて吸水時間30分。
レトルトカレーを入れたブリキ缶をクッカーに入れます。
EVERNEW製チタカアルコールストーブ
アルコール量25cc
クッカーをアルコールストーブ上に直置
クッカー:PRIMUS製ソロクッカーM(900ml)
ミニポッド内に200ccの水
加熱時間:15分
蒸らし:10分
炊きあがりました。蒸らしは10分。
蒸らし10分後のミニポットを外した状態です。
ブリキ缶も十分に加熱されています。
ブリキ缶を取り除いたご飯の状態
ブリキ缶の跡が凹んでますが、ほぐせば
美味しく食べれます。
取り出したブリキ缶の様子。
欠点は、ブリキ缶にご飯粒が付いて
後始末が少し大変になる事です。
炊きあがったご飯の上にレトルトカレーをかけていただきました。
やっぱり、コンビニのレトルトカレーは超美味いです。ジャガ芋・玉ねぎ・人参・肉で家庭的な味がします。完全に溶け込んでなく少し具材がゴロゴロしているのが良い感じ。
同時に暖めた200ccのお湯は、インスタントスープを入れて食してます。
何の問題も無く、美味しいカレーでした。山の上で食べたら超美味いだろうと思います。
アルコール量25ccでこれだけ出来れば素晴らしいと思います。
実際にお湯を沸かす状態をユーチューブにアップ
結果
意外に25ccのアルコールで炊飯が出来ました。何の問題もありません。
問題があるとすると、ブリキ缶にご飯粒が付着するため食事後の片付けが少し大変になる事です。
基本的に水場が無いことを想定してますので、洗い物を出さないためにも、ブリキ缶をアルミホイルで包む事も必要かもしれません。
アルコール量25ccで
・一合「ほったらかし炊飯」
・レトルトカレーの温め
・スープまたは味噌汁(200cc)
山での晩御飯がこれで完了できるなんて結構いい感じです。ブリキ缶に入れるレトルト食品は、色々と種類も有りますので、何泊かの縦走などにも利用できるのではと思います。
ブリキ缶の中に何を入れるかを考えると楽しいですね。様々な応用が考えられます。
別にレトルト食品で無くてもOKなので、最初からブリキ缶に水200ccとスープの素を入れて暖め、ポットの上にフタをして、その上にアルミホイルで包んだパウチのレトルトをのせてもいいかなとも思います。
PRIMUS製のソロクッカーMは、容量900mlで二合炊飯が出来ます。一合炊飯時にはポット下側の半分を使っているわけで、上側半分を何らかで使用しない手は無いと思います。今回の様に、ブリキ缶の容器の中に食材を入れて「加熱する」・「調理する」方法は有りだと思いますが いかがでしょうか。
関連記事一覧
◆画像をクリックすれば、関連記事に入れます。
最後までお読みいただきありがとうございます。独り旅を楽しむ情報を発信しています。現在、旅の衣食住の「食」に関する情報が多数です。今後ともご愛読ください。
コメント