Trangia製アルコールバーナーとEVERNEW製チタンアルコールストーブとの火力と燃焼時間の違い検証

アルコールストーブ

アルコールストーブ(バーナー)の特異な特性

    

Trangia製のアルコールバーナー(TRB25)を使用した時、「使用した五徳によって火力と燃焼時間が違うなー」と感じて、クッカーとバーナー間の距離によって火力と燃焼時間が異なる事が判明しました。
固形燃料やガスバーナーなどとは違う特異な特性があります。
参考までに、固形燃料とガスバーナーでは、クッカー間の距離によって火力は大きく変化しません。まあ、距離があるほど火力は落ちますので、常識的な距離(ex60mm以内とか)での範囲内の事ですが。

このアルコールバーナー特異な特性をネットで調べましたが、ほとんどデーターが無い事がわかりました。検索してヒットしたのは3件ですが、2件は数値が無く「何となくこうすれば火力が強くなるよー」的な感じでした。残り1件は「クッカーの高さを変えることで火力が変わるよ」と実際に測定してデーター化して判定されてます。しかし、燃焼時間の変化までは明らかにされていませんでした。

◆ネット検索した結果
「播磨の山々」アルコールストーブのゴトクの高さ:何センチがベスト?

参考にさせていただきました。
   

せっかく時間をかけてデーターを取りましたので、比較検証結果をまとめて開示します。

アルコールストーブ(バーナー)を楽しむ方へのご参考となれば嬉しいです。

実際に距離を変えて「火力と燃焼時間」を測定した結果を動画にしています

    

タイムラプス(×15)でそれぞれ高さを変えて映像を取得して画面上で比較できるように編集しています。ユーチューブにアップしていますが、映像時間は3分以内で短いのでぜひ見てください。

   

比較検証したアルコールストーブ(バーナー)は

①Trangia製アルコールバーナー(TRB25)

②EVERNEW製チタンアルコールストーブ(EBY254)

測定したクッカー間の距離は

60mm  50mm  40mm  30mm  20mm  十字五徳(15mm)
直置き(チタンアルコールストーブ)   
                  合計:7種類

  

◆クッカーとストーブ間距離を変えた温度曲線の検証例

下の画像は、EVERNEW製アルコールストーブでの距離50mmと20mmでの検証例で、Trangia製アルコールバーナーも同様にセットして検証しています。

            距離:50mm

           距離:20mm

上記画像は、距離:50mmと20mmでの計測例です。
実際には、60mm、50mm、40mm、30mm、20mm、15mm 直置 合計7種類

  

「クッカー間距離による火力と燃焼時間」動画

    

◆Trangia製アルコールバーナー(TRB25)の「クッカー間距離による火力と燃焼時間」検証結果


◆EVERNEW製チタンアルコールストーブ(EBY254)の「クッカー間距離による火力と燃焼時間」検証結果

Trangia製アルコールバーナーの温度曲線

    

映像から一分ごとの温度と時間をピックアップして、温度曲線をプロットしました。

火力的に60~30mmでは大差は無い感じです。最良なのは40~50mm。30mm以下は急激に火力が落ちます。火力が落ちた場合、燃焼時間は長くなります。
アルコール量30ccで一定なのに、距離によって燃焼時間が長くなる場合は、火力が弱くなっていると判断になります。
火力が強くて燃焼時間が長くなるなんて有りえませんので

        

EVERNEW製チタンアルコールストーブの温度曲線

    

映像から一分ごとの温度と時間をピックアップして、温度曲線をプロットしました。

 60~15mmまで、燃焼時間も火力もほぼ同じです。下段のジェット孔が効いている感じです。十字五徳は15mmですが、下段ジェット孔からすると28mmですから。下段のジェット孔の数が上段の倍あり、下段の火力を重視しているのが判ります。直置だと燃焼時間は約2倍程度長くなります。温度曲線を比較するとTrangia製との違いがよくわかります。

  

比較一覧表

  

EVERNEW製チタンアルコールストーブは火力が強いと言われてますが、燃焼時間を比較すると、Trangia製アルコールバーナーの15~20%アップした火力だと思われます。

比較表にしてみました。 

Trangia製は、クッカーとバーナートップとの距離で火力と燃焼時間が大きく変化しています。
燃焼時間が長くなるということは、火力が弱くなっていると判断できます。
  
EVERNEW製はすごいですね。40mm〜15mmまで沸騰時間と燃焼時間がほぼ同じです。
クッカーとの距離によって火力がほぼ同じだということ。使用する五徳の高さを気にしなくても良いということです。

私は、Trangia製のアルコールバーナーを使用する時には100円ショップの高さ75mmの五徳を使用しています(距離:35mm)。EVERNEW製チタンアルコールストーブを使用する時には、最もコンパクトな十字五徳(距離:13mm)を使用しています。

   

個々の距離でグラフ化

  

Trangia製アルコールバーナーはすごいです。100℃達成時間は少し遅いですが、100℃達成後の100℃をキープする時間が長い点に注目です。

Trangia製アルコールバーナーと十字五徳の組み合わせと、EVERNEW製チタンアルコールストーブへのクッカー直置きの「温度曲線」は、非常に似かよっており、「ほったらかし炊飯」一合炊きに最適です。直置きといっても、下段ジェット孔からするとクッカーまでの距離は13mmあるのですが。

   

以前の関連記事

   

Trangia製アルコールバーナー(TRB25)

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EVERNEW チタンアルコールストーブ EBY254による「ほったらかし炊飯」一合炊き

   

検証結果から

    

クッカーとの距離での「火力と燃焼時間」は、Trangia製とEVERNEW製で大きく異なることがわかると思います。
クッカーとの距離にあまり影響しないガスバーナーや固形燃料とは異なる特性だと思います。

個人的には、現在EVERNEW製チタンアルコールストーブを愛用しております。特性的にクッカーとの距離を気にしなくてもOKな点は非常にラフな使い方が可能です。通常、五徳としては十字五徳を使用しております。十字五徳(15mm)は形状としては最もコンパクトであり、火力的にも高さの有る五徳とほぼ同じで変わらない点が気に入っています。
Trangia製アルコールバーナーで十字五徳(15mm)を使用する目的は、「ほったらかし炊飯」で、お湯を沸かすためには高さのある五徳を別途用意しておりました。

EVERNEW製チタンアルコールストーブだと十字五徳で湯を沸かし、直置きで「ほったらかし炊飯」が可能となり超便利となります。

以前は、Trangia製のTRB25を愛用しておりましが、EVERNEW製のEBY254を使いだすと

①火力が強い(Trangia製より2割アップ)
②軽い(チタン材で34g)
③内側に目盛りがある(軽量カップ不要)
④五徳を選ばない(十字五徳でも火力が強い)


この上記4点で、Trangia製に戻ることは無い感じです。

アルコールストーブ(バーナー)は、この特異な特性があるので使っていて楽しいのだと感じます。
結構、アナログですよね。ガスバーナーのほうが楽で簡単なのですが。

考察結果

 

現在、EVERNEW製チタンアルコールストーブを愛用しています。お湯を沸かすにはTrangia製より火力が強いので便利ですが、しかし、
距離:30mmと40mmの温度曲線を見ると、同じアルコール量(30cc)なのに、Trangia製はEVERNEW製より燃焼時間が長くなっていることがわかります。

距離:40mmと30mmで表にしてみました。

単純にお湯沸かすなら短時間のEVERNEW製、何らかの調理で煮炊きするならTrangia製のほうが向いていると感じます。

調理に使用する水は100℃以上には温度上昇が無いわけで、EVERNEW製の場合、沸騰した時以降の加熱はエネルギー的に無駄になっている感じです。

調理器具としてのアルコールストーブ(バーナー)は、燃焼時間の長いTrangia製のほうが優れていると感じます。

個人的には、アルコールストーブは「お湯を沸かす」のと「ほったらかし炊飯」の使用なので、やっぱりEVERNEW製を選択すると思います。ガスバーナーと比較して熱量が半分であり火力が弱いので、なるべく強い火力のアルコールストーブに魅力を感じます。

でも調理器具としてみると、今回はTrangia製の良さも実感しました。より燃焼時間を長くするなら
火力調整フタを使用すればOKですので煮炊きには適していると感じます。
以前の火力調整フタを使用した検証結果では、火力調整フタ全開で使用すると燃焼時間は2倍と長くできます。

◆Trangiaアルコールバーナー(TRB25)/「火力調整フタ」有無での火力と燃焼時間を検証

    

水を沸かすなら、EVERNEW製チタンアルコールストーブ

煮炊き調理するなら、Trangia製アルコールバーナー

  

#アルコールストーブ(バーナー)

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