スナップフォールド・ソロパック(Snapfold Solo Pack) 折りたたみ食器
山旅には便利な、重量120gの軽量食器です。種類は皿、ボール、カップの3点セット。
スナップボタンをリリースすると平坦になるのでザックの側面の隙間に無理なくつめることが出来ます。
もう山で数回使用しましたが、いやー本当に便利な食器です。
プラスチックを折り込んで使用するので耐久性が気になりますが、Amazonの口コミでは3年間使用しても問題が発生していないとの事です。
まあ値段も高くないので3年間使用出来ればOKな感じです。
4か所のスナップボタンを留めて食器を形成する広げた食器の大きさは、23×26cm程度
重量:3枚セットで約120g
Amazonで買ったのですが、
モンベル製品のシールが貼り付けてあります。
メーカー:Fozzils(アメリカ)
モンベルの店でも販売されてます。
皿、ボウル、カップの3点セットで1800円程度。
特長
①汚れやにおいが付きにくく、お手入れが簡単
②BPAフリー素材を使用
BPAフリー:人体に有害なビスフェノールAを
含まない
③カップ、ボウルには便利な計量目盛付き
材質はポリプロピレン(PP)
耐熱温度 -25℃~105℃
ディッシュ(皿)、ボール、カップの 3点セット
<ディッシュ(皿)>
容量:500ml 重量:40.8g
これが一番便利な皿となります。熱が伝わるので熱い物を入れると持つ位置を探します。ご飯一合にカレーなどをかけて食べる事が出来ます。
<ボール>
容量:500ml 重量:39.4g
これも便利で深さがある皿(ボウル)です。おでんなどの汁物にも便利な器です。ご飯一合の白米だけなら茶碗になります。その代わり、ディッシュには沢山のおかずを盛れば豪華な食事が出来ます。
<カップ>
容量:250ml 重量:38.4g
正直、あまり使用したくないカップです。
使いたくない理由として
①組み立て時に、スナップボタンがよく外れる。
折り込むラインを十分に折り込んで、形を形成してからスナップボタンを留めると一応カップが完成するが、今にもスナップボタンが外れそうな感じ。一か所でもスナップボタンが外れると中の液体などをぶちまける感じとなります。
②コーヒー等の液体を入れると、飲む時に注意が必要。スナップボタンで留めているコーナー部が口をつけている箇所より下がり、飲む時にそのコーナー部より液体が出ます。
使用する前に、きちんとスナップボタンが外れないか確認する必要があります。きちっとボタンが入っていれば意外に強いという感じではあります。
コーヒー等を飲む時には、シェラカップ等を用いるほうがいいと思います。何か固形物を入れる器として用いるなら問題がありませんが、液体を入れるカップとしては何となく不安になります。
ただ、プラスチック製品なので口をつけても熱くありません。熱さに関しては、金属製のシェラカップよりはましです。
<参考>
現在、このカップは使用しておりません。やはりコーヒーを入れてスナップボタンが外れてひどい目にあいました。
2022年度時点で愛用してるのは「SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット) X-カップ」です。
シェラカップよりは形も小さくなるし重量も45gと軽量で山行にむいていると思います。
目盛の正確度
<ボウル>
500mlと250mlの目盛があります。
左画像は、500ml(500g)の水を入れた状態で。
少し見えずらいですが、きっちりと目盛が合っているのがわかります。
250mlも同様にきっちりと合ってます。
<カップ>
250mlと150mlの目盛があります。
水150ml(150g)を入れた状態です。
スゴイですねー、本当にきっちりと目盛と合ってます。
さすがモンベルですね。
フニャフニャな製品なのに、本当にきっちりと目盛が合っているので正直ビックリです。
アルファ米やインスタント食品へのお湯(水)の量を計量するのに超便利。
実際の使用例
家でメスティンで一合炊飯した時の使用例です。
購入した直後に練習を兼ねて晩御飯として使用。
一合炊飯したご飯とレトルトカレーですが、
何の問題もありません。
ボールには野菜サラダを入れてます。
<山行での晩御飯の使用例>
今年の夏に、甲武信岳から笠取山まで縦走した時の甲武信小屋のテン場の晩御飯に使用しました。
ご飯の量は、メスティンで炊いた0.75合です。ボールにおでんをいれていただきました。美味い!
まあ重量も120g程度で、こんなにきちっとしている食器になるなんて素晴らしいと感じます。
ちなみに、西沢渓谷から徳ちゃん新道で登りましたが、ずーと登りでスゴクしんどい思いをしました。
結果、6時間半かかりました。しんどい思いをしましたが、来年も徳ちゃん新道にチャレンジしたい気持ちがあるのはなぜなんでしょ。甲武信小屋のテン場は最高に居心地が良かったのでまた行きたいという気持ちが沸くせいだと思います。まあ6時間程度頑張れば行けますので。
甲武信小屋のテント場は、小屋のすぐ下で風を遮るので最高のテント場です。小屋のトイレもキレイで最高に居心地が良い場所です。
後片付けは?
甲武信小屋では、水1リットル/50円で販売されていますが、食器等の洗い場はありません。皆さん、トイレットペーパーで食器やクッカーをゴシゴシと拭き取っている風景が見られます。山では普通の光景です。二人のお子さんを連れた家族もいらっしゃいました。お父さんの指示で一生懸命にクッカーと皿を拭き取っている姿がありました。いい経験でしようねー、将来山ヤとして楽しみですね。
山で使用する食器は、トイレットペーパーかティッシュで綺麗に出来なければ失格です。
◆実際の後片づけ
↓
メスティンでの一合炊きのご飯と、炊飯時にメスティン上のせて温めたレトルトカレーをかけていただきました。
当然、キズをつけないために、スプーンはプラスチックを使用しています。
↓
食べ終わりました。
ディッシュ表面にはカレーが付着しています。ご飯粒はまったく付着していません。
↓
拭き取りやすくするために、スナップボタンを外して平らにしています。
ティッシュに少し水をつけてカレーを拭き取ります。使用するティッシュの枚数は3枚程度。
最後に、乾いたティッシュで乾拭きして後片付け終了。
ティッシュ5枚程度で画像の様に、キレイになります。
結構、キレイに拭き取れます。
山での使用に合格!
スナップボタンを外せばフラットになるので、折り曲げた箇所も綺麗に拭き取ることが出来ます。
洗い場が無い山旅に最適です。洗い場が無い車中泊での自炊にも適していると感じます。
使用した感想
・皿、ボール、カップのセットで1800円程度と安価、一人だと十分な食器セットだと思います。
・ご飯等がこびり付かないし、ティッシュ等で拭けば綺麗に拭き取りが出来ます。
山での食後の後片付けが超楽です。
・3点セットで120gと超軽量、フラットになるのでザックの側面に押し込むことが可能で邪魔に
ならない。
UL山行などには最適な食器だと感じます。本当に良い製品です。
これを考案した人に「素晴らしいと拍手したい」と思います。
使用上の注意点
カップで液体を飲む場合の方法
どうしても、この組み立てカップでコーヒーなどの液体を使いたい場合で、液体をこぼさずに飲む方法は、口を当てる箇所を、折り込んだ箇所に距離がある側から飲めば、こぼさずにすみます。
<カップ>画像の赤丸部がこぼれる箇所
スナップボタンの距離が近い
側で飲むと必ずこぼれます。
スナップボタンの距離が遠い側で飲むと一応こぼれません。
スナップボタンの距離が遠い側で少し画像の様に変形させると
さらにOK。
ただ、こぼさない程度に少量ずつ飲むこと。ガバーと多量に飲むとこぼれます。
このカップ無いよりはましかなー、でもシェラカップ等があれば絶対にそちらを使用しますね。
持ち運びに関して
一度組み立てて形を作ると、使用後に形を崩してもフラットにならないため意外にかさばります。
それと、材質的に表面が滑るため3枚を上手く重ねて束ねることが出来ません。
大皿の大きさは:22.5cm×25.5cm
ボウルの大きさも大皿とさほど変わりません。
画像の様に、ジップロック(フリーザーバッグ)
に入れてフラットにして空気を抜けば、ある程度フラットになってまとまります。
この状態にすれば、ザックの側面に押し込むことが出来、ほぼ邪魔になりません。
使用するジップロックのサイズはLです。
Lサイズ:26.5×27.5cm
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