ポケットストーブとは
オリジナルの製品は、エスビット製ですが、多くのコーピー商品が販売されています。
最近は、100円ショップでも300円程度で販売されるようになってきました。
私もネットで買った300円程度のコピー製品で約5年程度使ってます。今回はCanDoで買ったポケットストーブです。価格は330円(税込み)です。
このポケットストーブと固形燃料の組み合わせの「ほったらかし炊飯」は超有名です。
ダイソーの固形燃料(25g)を使うと、固形燃料トップとクッカーまでの距離は約15mmと近いのですが、過去に固形燃料の火力と距離を検証した結果、意外にも、ポケットストーブとダイソー固形燃料との相性はバッチリでした。ネット上では固形燃料との距離は30~40mmが最適とあるのですが、なぜなんでしょ?
私も、ポケットストーブと固形燃料で「ほったらかし炊飯」を何時も楽しんでいます。
・ダイソー固形燃料とクッカーとの距離で火力と燃焼時間を検証
2179> 固形燃料とクッカーとの距離検証 最適な距離は20mm程度
アルコールバーナーを使用できないか

ダイソー固形燃料をポケットストーブに置くと
クッカーとの距離は15mm程度となります。
意外にも、火力と燃焼時間を測定すると火力も良くて相性が合います。

ポケットストーブにTrangiaアルコールバーナーを置くと、クッカーとの距離は3mm程度であり、ほぼ使用は不可能です。
画像は5~6年間使用したポケットストーブです。Amazonでたしか300円程度でした。サビてボロボロに見えますが、まだ現役です。
1975> アルコールバーナーはバーナーとクッカー間の距離で、火力と燃焼時間が変化します
最適な距離は、40~50mmで火力が最強となります。
改良案
何とか距離が取れるように試案したのが、ポケットストーブの側面にパネルを取り付けてかさ上げすることでした。

側面に貼り付けた板は、厚さ0.5mmのステンレス材です。
フタを閉じた時に干渉しないようにするために、内側と外側に取りつけてます。

ステンレス板を内側と外側に取り付けたことにより、一応折りたたむことが可能になりました。
折りたたむようにするために、カット&トライで苦労しました。実際には、3回の加工で折りたためるようになりました。
まあ苦労しましたが、まだ改良が必要だと思います。物作りは楽しいですねー 楽しい時間でした。
固形燃料


固形燃料とメステインを置いた状態。通常の置き方より8mm下がります。
アルコールバーナーで使用するステンレス上だと、固形燃料トップからの距離は53mmですので、固形燃料だと火力は超弱いと思います。よって距離は近くなりますが、画像の様なクッカーの置き方になります。
固形燃料とポケットストーブを検証した結果ですと、最適な距離は20mmぐらいでしたので、
8mm下がるとどうなんでしょうか。上手く炊けるのでしょうか。
アルコールバーナー(Trangia製 TRB25)


バーナーとクッカー間の距離は32mmです。いろいろ調整したのですが、32mmが限界でした。それ以上にすると折りたためなくなります。
アルコールバーナーとクッカーとの距離は、40~50mmが最適ですから、まあ32mmの火力は少し弱い感じです。
距離32mmでアルコールバーナーと火力調整フタを用いて一合炊飯してみましたが、美味しく炊けました。
参考) TRB25 火力調整フタ使用
バーナーパッド
アルコール量:35cc
クッキングシート使用
改造ポケットストーブでの炊飯
固形燃料炊飯の問題点
アルコールバーナーでの炊飯は問題ないと思いますが、固形燃料のほうはクッカーとの距離が10mm以下で炊飯できるかどうか疑問でした。

固形燃料は、クッカーとの距離が15mmでも問題無しとの前回の検証結果でしたが、さすがに
これだけ近いとダメだろうと思ってました。
ただ燃焼していくと、だんだん燃料の高さが下がっていきクッカーとの距離が広がっていくので大丈夫かなと!
画像のクッカーは「ニトリ黒メスティン」
固形燃料での炊飯


・(ダイソー)固形燃料25g
・点火時の距離9mmぐらい
・燃焼時間:25分
コーナンメスティンはフタがきっちり入るので
吹きこぼれがありません。フタが浮き上がる事も有りません。

加熱途中の状態
燃焼時間25分の約半分(12分)の状態です。
燃焼時間と共にクッカーとの距離が広がっています。
加熱開始は、距離が近いので火力は弱いと思いますが、燃焼と共に距離が広がっていくので
火力も強くなるでしょう。
画像での距離は約20mmです。

蒸らし:10分間
美味しく炊けてます

ほぐした状態
底のほうが少し茶色の状態
少し焦げがあります
バーナーパッドを使用してないためだと思います。
少し焦げ付きがありますが、カレーに合うご飯だと思います。美味しくいただきました。
結果と問題点
結果
固形燃焼での一合「ほったらかし炊飯」が出来ました。ご飯の状態は以前の改造前のポケットストーブでの状態と一緒です、美味しく炊けました。
燃焼時に炎を観察しましたが、やはり燃焼時間と共にクッカーとの距離が広がっていきますので、最初に距離が近いといっても、そんなに気にする感じではありませんでした。
問題点
この改造したポケットストーブでは、火力を分散させるバーナーパッドが置けない点です。炊飯結果として軽い焦げが発生しています。
これを何とか改良していかなければと感じます。
固形燃料・アルコールバーナーが使えるポケットストーブ
材料を一体成型して完成させるとこんな感じになります。現在のポケットストーブを作れるメーカーにとって、そんなに難しいことではないと感じます。


どっかのメーカーが製作しないかなー。固形燃料、アルコールバーナーの両方が使えるので非常に便利です。1000円以下なら買いますが。
実際に山で使用するなら、固形燃料で炊飯して、蒸らしている間にアルコールバーナーでお湯を沸かすとか副食の調理をすることが可能となります。うーん、便利でしょうね。
一泊二日なら、固形燃料が朝夕で2個、アルコール燃料は30ml×3回で100ml まあこれに+αで150mlかな。
ちなみに、Trangiaアルコールバーナーは水400ccをアルコール25ccで約7分半で沸騰できます。
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