Trangiaアルコールバーナー(TRB25)/バーナーとクッカーとの距離における火力と燃焼時間の検証

Trangia製アルコールバーナー(TRB25)

Trangiaアルコールバーナー TRB25とは

 

アルコールバーナーの中ではエスビット製と二分する有名な製品だと思います。
個人的には、エバニュー製のアルコールバーナー(ステンレス)を持っていましたが、火力が弱いため
ほとんど積極的には使用しておりませんでした。

今年4月にTrangia製のアルコールバーナーを入手しました。火力も強いため、これ一つで調理器具として何でも熟せるような気がしてます。

 

Trangia アルコールバーナー TRB25

  • サイズ : 収納サイズ:φ7.5×H4.5cm
  • 重量 : 110g
  • 内容量 : 110cc
  • 使用燃料:
    メチルアルコール(メタノール)
    エチルアルコール(エタノール)

・燃料アルコール

ケンエー 燃料アルコール
メタノール(77%) + エタノール(22%)
500ml(400g)

価格は定価500円ですが、薬局では300円前後で
アルコール燃料の中では最安値です。

参考)
メタノールは人体には毒物です。劇物指定されてますが、口から飲まない限り、手で触っても大丈夫です。最小致死量は18~60gです。
エタノールはお酒の成分であり無害です。

これからアルコールバーナーの記事を書いていこうと思いますが、アルコールは常に上記製品です。

 

アルコールバーナー一式

アルコールバーナーの本体とフタ・火力調節フタの3点セットと、
・燃料を入れておくナルゲン製のボトル(60ml)
と(120ml) 2種類
・計量カップ(50ml)100円ショップ

アルコールバーナーは、一度火をつけると火力調整が不可な点と燃料継ぎ足しが出来ません。
どんな調理をするかによって規定量のアルコールを計ってバーナーに注ぐ必要があります。
そのためにも、この計量カップは絶対に必要です。画像のように、マジックで20、30、40mlにラインを入れて計量しやすくしています。

  

バーナーとクッカーまでの距離は、どのくらいが最適なのか

 

海外のレポートによれば、40mmが最適とのことです。ネット上での関連記事が少ないため検証してみました。

距離を変える治具製作と温度測定器

   

温度測定
・温調計 SHIMADEN製 SR91 精度0.3℃

・熱電対 T型 -200~200℃

タイマー(100円ショップ)

ネジ4本で高さを変えてます。距離60mmなら
長さ60mmのネジ(4本)を使用。40mmなら長さ40mmのネジ(4本)という具合に。

黒く見えるのは、5mm厚のシリコーン製の鍋敷きです。

  

左の画像は、距離40mmでアルコール燃料は30cc

・クッカーはコーナン・メスティンを使用

・クッカー内の水の量は370ml
 (米一合150g+水220gの370gを想定) 

・熱電対はクッカーの中心部で底から数ミリ上に     
設置

・部屋を閉めきって、無風の状態にて測定

クッカーの高さを変えてます

    

◆距離は、60mm、50mm、40mm、35mm、30mm、20mmの6種類
◆アルコール量は30cc(一定
◆水の量は370cc(一定) 一合150gと水220ccの一合炊飯を意識
 

      60mm

      50mm

      40mm

      35mm

      30mm

      20mm

    

検証開始

 
各距離で検証している加熱と時間の動画を制作してみました。
是非見てください。

 

動画では、アルコール量30cc一定で、距離によって100℃達成時間と燃焼時間が変わるのが判ると思います。

  

得られたデーターをグラフ化しました

    

距離における加熱温度と燃焼時間

動画で示すように、時間と温度とをグラフにプロットしました。
どの曲線もアルコール量30ccで一定ですよ。

グラフ左側に、50mm、40mm のラインが最も早く100℃に到達しているため、最も火力が強いと判断されます。
次に35mmと30mmが中間的な火力で、最も弱い火力が20mmです。距離が短くなるほど火力は弱く、燃焼時間は逆に長くなります。

使用しているアルコール量が30cc(一定)ですので、燃焼時間が長いということは火力が弱いということで、逆に燃焼時間が短いということは火力が強いということです。
 
それでなくてもアルコールの熱量はガス(LPG)熱量の約半分で、ガスバーナーと比較して火力は弱いですから、火力が強く使える五徳を選択すべきと思います。

  

距離における100℃達成時間と燃焼時間

距離と共に火力が変化し、それと同時に燃焼時間が変化しています。40mm以上は燃焼時間に変化が無いため均一に燃焼していると考えられます。

100℃到達時間が短いのは、距離が40mm、50mmなので、たぶん火力が一番強いのは、距離40~50mmの間でしょう。40mmと50mmの沸騰時間は約5分40秒です。
距離20mmだと、沸騰時間は約9分であり燃焼時間は15分40秒と大幅に長くなります。

 

<アルコーバーナー特有の特異な現象>なぜ距離によって火力が落ち、燃焼時間が延びるのか?

   

距離が40mm以下では、距離に反して燃焼時間が増加しています。この現象をネットで調べましたが結論は得られませんでした。
 
推測ですが、クッカーがバーナーに近いと炎の上昇気流が抑えられて、アルコールの蒸気圧が上がらくなくなるのでは、結果、ジェット孔から吹き出すアルコールの量が減少し、火力が弱くなり燃焼時間が長くなるのでは!

誰かこの現象を知っている方はいらしゃいませんかー。

 

結論

 
アルコールバーナーとクッカーとの距離は、40~50mmで最強の火力が得られる

距離によって火力と燃焼時間が変化するので注意

使用する五徳は、バーナー高さより40~50mm高い製品が最適

高さが無い五徳では、火力は弱くなり、逆に燃焼時間が長くなります。
 十字五徳などを使用する場合には注意!

 


   

バーナーとクッカーとの距離で火力と燃焼時間が変化する現象は、アルコールバーナー(ストーブ)特有の現象みたいです。クッカーをバーナー上に置くことで、バーナーの副室のジェット孔から吹き出す気化したアルコール量が変化するみたいです。
クッカーが近いと、気化したアルコール量が減り(火力が弱まる)その結果、燃焼時間が増加する。
クッカーが遠いと、逆の現象となり火力が強く燃焼時間は短くなります。
意外に、この現象を知らない方が多いと感じます。



EVERNEW製チタンアルコールストーブ(EBY254) クッカーとの距離による火力と燃焼時間を検証

EVERNEW製チタンアルコールストーブ(EBY254)もTrangiaと同様に、ストーブTOPとクッカー間の距離で火力と燃焼時間を検証してみました。結果、二段ジェット孔の影響により火力と燃焼時間が大きく変化する特異な現象はありませんでした。
    

ダイソー固形燃料とクッカーとの距離で火力と燃焼時間を検証

固形燃料などは、距離によって火力と燃焼時間が変化する現象はありませんでした。
固形のアルコールが燃焼しているだけで、いくらクッカーの距離を変えても燃焼時間は変わりません。火力も大きく変化しません。

 

現在使用している五徳

 
100円ショップ「CanDo」より五徳が発売されてます。高さが75mmですのでバーナーとの距離は35mmとなり、まあ強い火力が得られます。本当は、高さ80~90mmの五徳が欲しいのですが。100円ショップで販売されている75mm以上の製品は、私が知る限りありません。
何千円もする五徳で高さ80mm以上の製品は多数ありますが、100円ショップの製品で我慢してます。

 

キャンドゥで売られている五徳です
高さは75mm 距離は35mmとなり 少し火力が弱くなりますが、まあ安いのでOKとします。
材質は鉄みたいで、サビると思いますが、サビても使用上何の問題もないと思います。まあ安いのて毎年買い替えてもいいかな。
 
100円! いい響きですね。

 


trangia(トランギア) アルコールバーナー 【日本正規品】 TRB25

  • 原産国:スウェーデン
  • 使用燃料:エチルアルコール/メチルアルコール
  • 重量:110g
  • 収納サイズ:径7.5cm×4.5cm

2700円程度で買えるすごく素敵なアルコールバーナーだと感じます。火力もほどほど強くて燃料消費も良いですし、火力調整フタを使用した「ほったらかし炊飯」で美味しいご飯も炊けます。


  

#アルコールストーブ

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