ライスクッカーＩ(メスティン)の目盛
商品名：ライスクッカーＩ
製品番号：OF-CARC1
富士見産業株式会社 (Field to Summit)
品質的には悪く無い商品です。
商品を紹介している前の記事
・「ほったらかし炊飯」/ 固形燃料によるField to Summit ライスクッカーＩ（メスティン）一合炊き
このライスクッカーＩには、お米と水の量を示す目盛があります。
コーナンメスティンの目盛は、まったく合ってませんでした。
・コーナン・メスティン 側面「お米・水」の目盛が正しいかどうかの検証結果
・コーナン・メスティン一合炊きのお米と水の量の最適な判断材料
コーナン・メスティンの目盛と比較して、このライスクッカーＩの目盛は何となく使えそうな感じがしますが、どうでしょうか！
ライスクッカーＩの目盛の容積を計ってみました
計りの上にライスクッカーＩを乗せて、ライスクッカーＩの重量(155g)を差っ引いて目盛まで注いだ水の重さを測定しています。
米1.0目盛
米1.0の目盛までの水の重量は193.2g（193cc）
米1.0合だとすると米(有洗米)の「みかけ比重」は0.8なので、この目盛より39cc低いラインとなります。
お米を入れて、この目盛に合わすと1.3合程度入れたことになります。
（参考)
有洗米の「みかけ比重」は0.8
無洗米の「みかけ比重」は0.88
米1.5目盛
米1.5の目盛までの水の重量は291.6g（292cc）
米1.0と同様に、米1.5合目盛までお米をいれると1.95合入れたことになります。
水1.0目盛
水1.0の目盛までの水の重量は375.8g（376cc）
お米一合150gと水220g(220cc)合計値が370gなので、お米を一合入れて、
水をこの目盛まで合わせれば一合炊飯に合わすことが出来ます。ただし、お米の「みかけ比重」を考慮すると、正しいラインは水1.0目盛より下側になるはずです。
水1.5目盛
米1.5の目盛までの水の重量は557.2g（557cc）
お米1.5合225gと水330g(330cc)合計値が555gなので、お米を1.5合入れて、水をこの目盛まで合わせれば1.5合炊飯に合わすことが出来ます。ただし、米1.0目盛と同様にお米の「みかけ比重」を考慮すると、正しいラインは水1.5目盛より下側になるはずです。
実際にお米(一合)と水220ccを入れて上面ラインを調べてみました
計量カップを用いてお米一合を入れた状態
お米一合であるので計りの数値は150.5g
お米一合入れた状態ですが、米1.0目盛よりかなり低いライン位置である。
お米一合150gと水220g(220cc)合計370g入れた状態
上面のラインが水1.0目盛より少し低い位置である。これなら一合炊飯時の目安となりそうです。
水1.5目盛も、容積からして1.5合炊飯の目安となると思います。
検証結果
左側の米1.０と米1.5の目盛は役に立たませんが、右側の水1.0と水1.5の目盛は、お米と水を入れた総量のラインとして役立ちそうです。
個人的には、水は1.0合の場合220cc入れて少し硬めのご飯としています。
好みに合わせて水を調整してください。
右側の目盛は、「水」と表示するのではなく「米＋水」と表示すればと感じます。お米と水の総量としてほぼ合っているので。
◆関連記事
1169> ライスクッカーでの「ほったらかし」炊飯です。
＜豆知識＞
「みかけ比重」とは
米粒は水に沈みますから明らかに比重は１より大ですが、しかし、実際には米１合が約150ｇですから、それでいうと比重は150g／180g(180cc)＝0.8です。
★ 比重＝質量／容積 － 比重を算出する公式
実際にお米の比重は、ネットで調べるとお米の種類で異なるそうですが、約1.3前後だそうです。
しかし、150g／180g(180cc)＝0.8 となります。
これを「見かけ比重」といいます。
「見かけ比重」とは
米粒と米粒の間にすき間がある時の比重が、お米自体の比重より小さくなることを「見かけ比重」と呼びます。
「見かけ比重」は、お米の詰まり具合によって変わり、容器に固く詰めた時を「かため比重」、容器に軽く詰めた時を「ゆるみ比重」と呼ぶそうです。
お米を一合計量カップ(180cc)に入れた場合の「見かけ比重」は
・有洗米のみかけ比重は 150g／180g(180cc) ＝ 0.8
・無洗米のみかけ比重は 158g／180g(180cc) ≒ 0.88
個人的に、お米の事で参考にしているサイトです
・美味しい無洗米ハーベストシーズン
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