アルコールバーナー 固形燃料の燃焼時間と加熱温度

EVERNEW製ステンレスアルコールストーブ(EBY249)
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ステンレスアルコールバーナーの燃焼時間と加熱温度

 

クッカー内に棒状温度計

水:300cc
水温:15℃
室温:17℃
アルコールバーナー
 エバニュー製 ステンレス EBY250
五徳:100円ショップ
バーナーパッド:自作
燃料:ケンエー燃料用アルコール
アルコール量:50cc
 一合炊飯できるアルコール量です。

水の量を300ccにした理由


なぜ水の量を300ccにしたかと言うと、最初は500ccでやってみたのですが、あまりにも温度が上昇しなくて残念な結果に、次に400ccにしたのですが結果はやはりダメ。で、300ccなら100℃近くまで上昇したので、水の量は300ccにしました。
300ccなら縦長のラーメンにも使用できるし、コーヒーのお湯にも利用できるかなと思ってます。
実際には、縦長カップヌードルだと330cc必要になります。

アルコール量を50ccにした理由


メスティンを用いてお米一合のほったらかし炊飯できるアルコール量が50ccです。
実際には、45ccで炊飯できるのですが、気温の影響が大きく少しぐらい焦げてもいいので5cc増量して50ccとしています。

ただし、私のバーナーで導き出したアルコール量ですので、各自お持ちのバーナーで最適なアルコール量を導き出す必要があります。

 

時間と温度との関係(温度曲線)

  

最大上昇温度は98℃でした。うーん残念な結果です。泡は出来ますがグツグツ感の沸騰はありません。ネット上でも沸騰しない記事が沢山あります。
まあ美味しいご飯が炊けるので結果オーライなのですが。

アルコールバーナーの時間ごとの炎の状態

 


アルコールバーナー
 エバニュー製 ステンレス EBY250

アルコール量:50cc

点火して1分間の暖気して青白い炎が出だした
時点を0秒として計測開始。


 

比較的安定して1分~15分間青白い炎が出ています。最後の数分間はアルコールがほぼ消費して無いのでしょう、火力が弱くなっているがわかります。上記 温度曲線が14分から下降している時が火力が落ちてると判断されます。

メスティンを用いて一合炊きをする時、フタからの吹きこぼれが皆無な状態でした。
水が沸騰することが無い状態であったか、もしくは沸騰時間が極めて短い時間であったかが想定されます。まあ一応美味しく炊けてますし、オコゲが発生しない点もOKです。

ただ、水300ccが沸騰しない点は残念です。火力が弱い点は、調理する上で問題です。

参考)
ネット情報によると、trangia製のアルコールバーナーだと300ccを5分程度で沸騰するそうです。
火力調整フタを用いて 炊飯時には火力を弱めてじっくりと、炊飯以外の調理には火力を強める利用方法が可能なんでしょうね。これが出来ると山旅でもアルコールバーナーが活用できそうです。

固形燃料の燃焼時間と加熱温度

 

クッカー内に棒状温度計

水:300cc
水温:15℃
室温:17℃
ポケットストーブ
バーナーパッド:自作
燃料:固形燃料25g(アルミシート付き)

 

水の量を300ccにした理由、固形燃料を25gにした理由

◆水の量を300ccにした理由
上記アルコールバーナーの時と条件を同じにしました。

◆固形燃料を25gにした理由
一合炊飯での「ほったらかし炊飯」が25gで出来るからで、25g利用は一般的に利用されています。
それと、ダイソーにアルミホイルがついた25g固形燃料が使い良いからです。

 

時間と温度との関係(温度曲線)

水は82℃までしか上昇しません。固形燃料での調理は、ほぼ不可能だと思います。
ホットコーヒー用のお湯もできない感じです。これで一合炊飯が出来るなんてある意味不思議な感じ!

固形燃料での炎の状態

固形燃料25g(アルミシート付き)


   

アルコールバーナーと比較して炎は結構弱いですね。最も火力が強いのは着火時、10分間ぐらいは炎も安定してますが、それ以降は炎も小さくなり火力が弱まる感じです。
感想として、よくこんな弱い火力で一合炊飯出来るなーって感じです。
300ccを加熱して最高82℃ですから調理には利用できません。カップラーメンのお湯にも利用不可ですね。

関連記事:独り旅 メスティンを使った夕食(カレー)

アルコールバーナーと固形燃料の温度曲線 比較・検証

 

S1:ステンレスアルコールバーナー50ml の総熱量
S2:固形燃料25gの総熱量

 

検証結果


感想として、固形燃料の温度上昇が低いことが意外でした。よくこんな低い火力で炊飯が出来ると思います。所有しているアルコールバーナーも火力が弱すぎます。

米一合の炊飯だと、お米一合の重さは150g(180cc)、水が220ccですから合計水370ccに相当します。
従って、お米一合の炊飯時(水370ccに相当)には、上記温度曲線よりさらに低い温度で推移すると思われます。

ネット記事によると、「ほったらかし炊飯」は弱火でじっくりとお米を加熱することで可能なのだ
と書かれてます。うーん納得。
この弱い火力で焦げ付きが無いのも何となく理解されます。

熱量比較


一合炊飯が出来るアルコール燃料50ccと固形燃料25gで比較した結果、温度曲線の面積(温度×時間)はどちらも同じ面積値となります。この面積値は熱量に相当します。

上記温度曲線の熱量 アルコールバーナー(S1) ≒ 固形燃料(S2)
アルコール量50ccと固形燃料25gとの熱量がほぼ同じとなります。

ガスバーナーによる炊飯への応用


ガスバーナーを用いた一合炊飯の場合も、同様に時間と上昇温度を測定して 熱量(面積)をS1、S2に合わせれば簡単に「ほったらかし炊飯」が可能ではないかと推定されます。
点火後、一定時間経過した時点でバルブを閉じる必要があるので、ある意味「ほったらかし炊飯」と呼べない気もしますが。どうでしょうか?

  

後日、Trangia製アルコールバーナー(TRB25)を購入してテストしました。
アルコール量30ccで400ccが7分程度で沸騰します。
火力が強くて良いアルコールバーナーです。関連記事から入って記事をご確認ください。

  


   

   

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